聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 07月 11日 (木)

士師記3:1-11
最初の士師オテニエル

 神様は、ペリシテを始めとするいくつかの国をカナンの地に、残して置かれました。彼らを用いて、戦いを知らない世代に、戦いを教えるためでした。また、イスラエルが、「異邦の民と通婚してはならない」と言われた神様の命令を守っているかどうか、を試されました。ところが、イスラエルはこの命令を守りませんでした。彼らはカナン人の娘たちをめとって、妻としました。自分の娘たちを、彼らの息子たちに与えました。また、彼らの神々に仕えました。戦いを知らない世代は、敵に対する概念がありません。彼らは、カナンで生きるには、カナン人とよく交わらなければならない、と考えていました。しかし、異邦の民と通婚することがどれだけ危険なことなのか、が分かりませんでした。混合主義は、戦いを知らない世代が警戒すべき、最も恐ろしい敵です。
 混合主義に陥ったイスラエルの民は、結局自分たちの神、主を忘れてしまいました。文化と血が混ざることより、恐ろしいのは、神様に対する信仰を喪失することです。神様は、イスラエルを八年もの間、メソポタミヤの王に渡されました。イスラエルは苦しめられると、再び主を呼び求めました。それで、神様は救助者を起こされました。彼が最初の士師オテニエルです。オテニエルに神様の霊が下りました。すると、彼はクシャン・リシュアタイムに打ち勝ちました。救いの御業は、人の能力と知恵で起きるのではありません。神様が選ばれたしもべの上に御霊を注がれる時、その人を通して、起こります。

祈り:主よ!私がオテニエルのように、神の霊を受けて、キャンパスで救いの御業を成し遂げるように、助けてください。

一言:神の霊が下ったオテニエル



2013年 07月 12日 (金)

士師記3:12-31
知恵のあるエフデ

 イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行ないました。今度は、神様がモアブの王エグロンを強くされました。エグロンはアモン人とアマレク人を集め、なつめやしの町を占領しました。イスラエルはエグロンの王に十八年の間、仕えました。すると、イスラエルは再び、神様に叫び求めました。神様はイスラエルを救うために、ベニヤミン人で、左利きのエフデをお立てになりました。彼は貢物を納める日を利用して、王を暗殺しようと計画を立てました。彼は全ての準備を緻密に行ないました。自分が左利きだという長所を生かして、右足に剣を隠しました。まず、貢物を納めて関心を向かせました。一緒に来た者たちを帰らせることで、警戒心をときました。エグロン王が気を緩めた隙を逃さずに、全身を込めて刺し殺しました。彼は王を殺した後も、落ち着いて、屋上の部屋の戸を閉じ、かんぬきで締めました。神様のしもべたちは、緻密に計画を立て、全力で御業を成し遂げなければなりません。そして、落ち着いて、仕上げをする知恵と忠実さを備えていなければなりません。
 エフデがアマレクの王を殺した後、エフライムの山地で角笛を吹き鳴らしました。すると、イスラエル人が集まって、彼に従って戦いました。その結果、イスラエルが一万人のアマレク人を殺す大勝を治めました。その日、モアブはイスラエルによって征服され、イスラエルは八十年の間、穏やかでした。知恵のある指導者がいて、民たちが彼に従う時、国は平安の時を迎えるようになります。

祈り:主よ!私が緻密に準備し、力を尽くして働いたエフデのように、知恵ある働き人になるように助けてください。

一言:知恵のある指導者


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