聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 07月 18日 (木)

士師記7:9-25
ギデオンの勝利

 ギデオンの三百人の勇士が残ったその日の夜、神様は、「立って、あの陣営に攻め上れ。」と仰せられました。ギデオンは、三百人で十三万の大軍と戦わなければならないので、恐れました。すると神様は、「あなたは、部下のブラと一緒にミデヤン人の陣営に下って行け」と命じました。ギデオンがミデヤン人の陣営に行くと、一人が夢の話をしていました。「私は今、夢を見た。見ると、大麦のパンのかたまりが一つ、ミデヤン人の陣営にころがって来て、天幕の中にまではいり、それを打ったので、それは倒れた。ひっくり返って、天幕は倒れてしまった。」すると仲間が夢を解き明かしました。「それはイスラエル人ヨアシュの子ギデオンの剣にほかならない。神が彼の手にミデヤンと、陣営全部を渡されたのだ。」ギデオンはそれを聞いて、神様がミデヤン人を打たれる、という確信を持つようになりました。神様が私の手に渡された、という確信こそが、戦場において最も大切な武器です。
 ギデオンは、その夜、三百人の勇士を起こして、作戦を指示しました。彼らはそれぞれ角笛を準備し、つぼの中にたいまつを入れさせました。彼らを百人づつ、三つの部隊に分け、ミデヤン人の宿営の回りを取り囲みました。ギデオンが角笛を吹くと、全ての勇士が一斉に角笛を吹き、つぼを割って叫びました。
「主の剣、ギデオンの剣だ。」すると敵は、慌てふためいて逃げ出しました。同士うちをしました。救いと勝利は、人の数や作戦によるのではありません。神様が私たちのために戦われるなら、どんな状況の中でも勝利します。神様の剣がやみに打ち勝ちます。

祈り:主よ!私が勝利の確信を抱いて、主の剣を持ち、やみと戦って勝利できるように、助けてください。

一言:ギデオンの剣


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