聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 09月 05日 (木)

士師記13:1-14
ナジル人サムソン

 イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行なったので、神様は四十年間、彼らをペリシテ人の手に渡されました。その時、ツォルアという地にマノアという人がいましたが、その妻は不妊の女でした。主の使いがその女に現れて、「みごもって、男の子を産む。」という知らせを伝えました。それで、「あなたは今、気をつけて、ぶどう酒や強い酒を飲んではならず、汚れた物をいっさい食べてはならない。」と言いました。その子がイスラエルを救うので、その子の頭にかみそりを当ててはならない、と言うのです。神様は、イスラエルを救うのにふさわしい人を、見つけることができませんでした。それで、士師となる人を、誕生させたのです。神様は、何か特別なことを行なうために、ご自分のしもべが生まれる前に、備え、召されます。
 妻からその話を聞いたマノアは神様に祈りました。その人をもう一度送ってくださり、その子をどのように育てればよいのか、教えて欲しいと、祈りました。マノアの願いを聞かれた神様は、その子をどのように育てるべきか、を教えてくださいました。その子がナジル人として生きるためには、ぶどう酒や強い酒を飲んではいけません。それだけではなく、汚れた物を食べてはなりません。また、神様がお命じになった通りに、髪の毛を切ってはいけません。サムソンは生まれる前に、神様の御旨のために、神様にささげられたナジル人として召されました。神様の特別な御旨のために、召された人は世の楽しみを慎み、神様の御業に仕えるのに、自分をささげなければなりません。

祈り:主よ!私がぶどう酒や強い酒を飲まずに、神様に自分をささげる人生を生きるように、助けてください。

一言:神様にささげた人



2013年 09月 06日 (金)

士師記13:15-25
不思議なサムソンの神様

 マノアは主の使いに、子やぎでもてなそうとしました。それで、主の使いは、「全焼のいけにえを、主にささげなさい。」と言いました。しかし、マノアは、「御言葉が成し遂げられた時に、ほめたたえたいので、名前を教えて欲しい。」と頼みました。その時、主の使いは、「なぜ、あなたはそれを聞こうとするのか。」と叱りながらも、言いました。「わたしの名は不思議という。」「不思議」とは、人の理解を超越した、という意味です。神様は、サムソンを世に遣わされる不思議な方です。神様の御業は、私たちが全て理解することができません。不思議な方法で、救いの御業を成し遂げてくださいます。
 マノアは、子やぎと穀物のささげ物を取り、それを岩の上で主にささげました。すると、炎が祭壇から天に向かって上って行きました。マノアと彼の妻は、顔を地につけて、ひれ伏しました。その時になって、彼らは初めて、自分たちに現れたのが、神様の使いであることを知りました。マノアは、「神様を見たので、必ず殺される。」と思いました。しかし、彼の妻は、自分たちを殺すことはしない、と信じました。神様が、自分たちのささげた全焼のいけにえを受け取られたことを、信じました。時になると、主の使いが話した通りに、マノアの妻が息子を産みました。彼らは名前を「サムソン」とつけました。その子どもは大きくなり、神様は彼を祝福されました。主の霊が彼を揺り動かしました。神様は、選んだ人を祝福し、育ててくださいます。選んだ人に、御霊を注いでくださいます。

祈り:主よ!私が、不思議な神様の成し遂げられる救いの御業に用いられる人になるように、助けてください。

一言:不思議な神様


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