聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 09月 07日 (土)

士師記14:1-9
獅子を引き裂いたサムソン

 サムソンはティムナに行った時、そこでペリシテ人の女を見て、好きになりました。彼は、自分の両親に、「あの女をめとって、私の妻にしてください。」と頼みました。彼の両親は、ナジル人として育った息子が、敵であるペリシテ人の女と結婚しようといていることが、理解できませんでした。ところが、そこは、サムソンが隙を見て、ペリシテ人を打とうとしていたのです。イスラエル人が、それも、神様にささげられたナジル人が異邦人の女性と結婚することは、律法に逆らうことです。しかし、神様は、その中でも、ペリシテ人をさばき、イスラエルを救おうとされる御旨を成しておられました。
 サムソンが、自分の両親と共にティムナに下って行く途中で、若い獅子が彼に向かって来ました。獅子につかまって食べられる危険にさらされました。まさに、その時、主の霊が彼の上に激しく下って来ました。サムソンは、手には何も持っていませんでしたが、まるで子やぎを引き裂くように、その獅子を引き裂きました。しばらくたってから、結婚する日が近づいて来たので、サムソンはもう一度ティムナに行くことになりました。行く途中で、自分が殺した獅子をもう一度見ることになりました。その獅子のからだの中には、蜜蜂の群れと蜜がありました。蜜をその手にかき集めて、食べました。あまりにも甘く、おいしいものでした。獅子を引き裂いて殺すことは、危険なことでしたが、後には蜜を食べることができました。神様は、それを通して、サムソンに勝利の喜びを味合わせました。彼がペリシテ人と戦うことは、いのちがけの危険なことです。しかし、その後には、蜜のような勝利があります。私たちの人生もそうです。逆境に打ち勝った者が、蜜を食べます。

祈り:主よ!危険が伴いますが、私が獅子でも引き裂く強い力を持てるように、助けてください。

一言:勝者が蜜を



2013年 09月 08日 (日)

士師記14:10-20
夫の敵になったサムソンの妻

1.なぞかけをしたサムソン(10-15)
 サムソンは花の家で、自分の父のために祝宴を催しました。ペリシテ人たちは、三十人の若者を連れて来て、サムソンと一緒に楽しませましたが、サムソンは彼らに勇士のなぞかけをしました。「食らうものから食べ物が出、強いものから甘い物が出た。」
 彼らは勇士ではなかったので、その答えが分かりませんでした。しかし、自分の弱さを認めたくありませんでした。彼らは、サムソンの妻、弱い女を脅して、答えを知ろうとしました。彼らは、内側では卑怯者でしたが、外側では強いふりをしていました。
2.脅しに屈したサムソンの妻(16-20)
 若者たちに脅された妻は、サムソンの愛を武器にして、泣きすがりました。不信者の妻は同族の側について、夫の敵になりました。そしてサムソンは強かったのですが、女の涙には弱く、答えを話してしまいました。サムソンが、本当に強い者になるためには、不信者の女の涙につまずいてはいけません。
 ペリシテ人たちが妻を利用したことが分かった時、主の霊が激しくサムソンの上に
下って、彼はアシュケロンに下って行き、そこの住民三十人を打ち殺して、その服を与えました。妻は、他の人のところに行きました。

祈り:主よ!神の人が、ノンクリスチャンと結婚しないように助けてください。不信者の女の涙につまずかないようにしてください。

一言:本当に強い者


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