聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 09月 10日 (火)

士師記16:1-22
女のために、力を失ったサムソン

1.超人的な力を持ったサムソン(1-3)
 サムソンは、ガザで一人の遊女を見つけ、彼女のところに入りました。それで、ガザの人々は彼を取り囲み、一晩中、町の門で待ち伏せました。明け方には、彼を殺そうとしました。ところが、サムソンは真夜中に起きて、町の門のとびらと、二本の門柱をつかんで、かんぬきごと引き抜き、山の頂へ運んで行きました。
 彼の力は超人的なものです。普通の人は、裸で山に上るのも辛いのに、彼は町の門をかついで山に上ったので、ペリシテ人たちは彼に勝つことができません。しかし、彼らはおとなしくしていませんでした。
2.その力を失ったサムソン(4-22)
 ペリシテ人たちは、サムソンの力のみなもとを知ろうとして、以前のように、女を利用しました。遊女デリラはお金に惑わされ、サムソンをだまして、力のみなもとを知ろうとしました。デリラはお金の誘惑にもろかったのです。女に弱いサムソンは、今度も秘密を漏らしてしまいました。
 結局、サムソンは力のみなもとである髪の毛を切られて、力を失いました。敵に勝てず、むしろつかまってしまいました。彼は、目をえぐり取られ、青銅の足かせをかけられ、臼をひく身となりました。彼は、女性の選択を誤って、滅びました。本当に遊女には警戒しなければなりません。女性問題からきれいにならなければなりません。

祈り:主よ!神様の人々が肉体的な女を退けて、信仰の女性を尊く思い、むしろ力を得るように、助けてください。

一言:遊女に気をつけなさい



2013年 09月 11日 (水)

士師記16:23-31
死によって使命を全うしたサムソン

1.見世物にされたサムソン(23-25)
 ペリシテ人の領主たちは、サムソンを捕らえて、「私たちの神ダゴンのおかげだ。」と言って、ダゴンに盛大ないけにえをささげ、楽しみました。民たちも、自分たちの神をほめたたえ、彼らの心が陽気になった時、サムソンを引いて来て、彼らの前で見世物にしました。
 勇士サムソンは屈辱的な辱めを受けていました。これは、サムソンにとって、耐えがたいことです。しかし、彼は、この羞恥を通して、以前の自分の罪を悔い改めて、新しい心を持ちました。羞恥は苦しみですが、神様の霊的な訓練であることは明らかです。
2.主に叫び求めるサムソン(26-31)
 羞恥の中で、サムソンは怒りと、辱められる中で、そのたましいが破壊されることより、神様を仰ぎ見ました。神様に叫び求めました。それは、骨の中の奥深い所から来る訴えでした。彼は、自分の目を奪った敵に報復しようとしました。彼は、報復者としての自分の使命に、最後まで忠実でした。
 神様は彼の祈りを聞かれ、彼に力をくださり、柱を引き落としました。サムソンも死にましたが、彼が死ぬときに殺したペリシテ人の数は、彼が生きている間に殺した数よりも多かったのです。彼は死によって、自分の使命を担った偉大な使命人であり、神様を信じて祈った信仰の勇士です。

祈り:主よ!私たちが敗北に屈せずに、最後まで神様を信じて祈り、使命を全うします。助けてください。

一言:最後まで


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