聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2018]

2018年 01月 04日 (木)

士師記18:1-31(30)
自分たちのために彫像を立てたダン族

 当時、シロには神の契約の箱と神の宮があり、大祭司長もいました。イスラエルの民はシロに上り、主に礼拝し、ささげものを捧げました。しかし、ダン部族は自分の氏族のための偶像を立て、勝手に礼拝を捧げました。ダン族が偶像を立てた場所は、後のレハブアム王の時代に、北イスラエルのヤロブアムが金の牛を作って偶像礼拝を捧げる場所になってしまいます。結局、ダン部族はイスラエルの全部族を主から遠く離してしまう部族となってしまったのです。
 ダン族がこのようなことを行った理由は何でしょうか。それは、彼らには主を恐れ敬う真の信仰がなかったからです。十戒という明確な主の戒めがあったにも関わらず、その御言葉を軽んじ、偶像崇拝に陥りました。その結果、彼らは徐々に弱くなり、歴史から消えてゆきました。また、イスラエルの他の部族にも悪影響を及ぼしました。一人が堕落してしまうことも問題ですが、集まり全体が堕落するなら、その悪影響は言葉にできないほど深刻になります。私たちは、自分自身だけではなく、集まり全体が主を恐れ敬い、真理の御言葉に聞き従うように祈っていかなければなりません。

適用:私自身だけではなく、私たちの集まりが主を恐れ敬っているでしょうか

一言:主を恐れ敬わなければ


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