聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2018]

2018年 01月 06日 (土)

士師記20:1-16(13)
同族決議とこれを聞き従おうとしなかったベニヤミン

 その日、ベニヤミン族は、町々から二万六千人の剣を使う者を召集し、そのほかにギブアの住民のうちから七百人の精鋭を召集しました。その七百人は左ききの精鋭で、みな、一本の毛をねらって石を投げて、失敗することがなかった人たちでした。ベニヤミン部族は彼らに頼り、四十万の剣を使う歩兵と戦おうとしました。
 このように、一人ひとりが、問題を自分の考えに基づいて解決しようとしたとき、同族間の戦争という悲劇が起こってしまいました。問題が生じた場合には、自分の立場や自分の考えで動く前に、まず、主である神様の御前に出てゆき、祈り、霊的な視点で問題を解決しようとすることこそが、知恵です。そうしなければ、サタンに誘惑され、予想しない悲劇が起きてしまいます。

適用:問題が起きたとき、自分の立場・自分の考えを優先していませんか

一言:主の視点で



2018年 01月 07日 (日)

士師記20:17-48(35)
イスラエル全部族を打った神様

 約束のみことばに頼ったイスラエル軍と、勝利におごったベニヤミン軍の戦いが始まりました。ベニヤミン部族は、30人程殺したところで、今回も勝利したと思いました。彼らは自分たちの勝利により、自分たちの正しさが証明されたかのように錯覚し、高慢になりました。しかし、彼らはイスラエルの伏兵によって、大敗しました。イスラエルはベニヤミン族の無傷のままだった町をはじめ、家畜、見つかったものすべてを剣の刃で打ち、また見つかったすべての町々に火を放ちました。
 なぜ主は、イスラエル軍が2回も続けて負けるままにされたのでしょうか。それは、ベニヤミン族同様に、イスラエルの全ての部族が、主に正しく従う生活を普段からしていなかったからです。そんな自分たちの姿を悟る必要がありました。彼らが涙を流して心から悔い改めた時、主は彼らに勝利を与えてくださいました。主である神様はこの戦争を通し、イスラエル全体が悔い改め、主に戻ってくることを願われたのです。本来、イスラエル部族はカナン人を相手に戦い、聖絶すべきでした。ところが、イスラエルの兄弟同士の戦いとなってしまいました。つまり、イスラエルの中に聖絶すべき罪があったということです。 イスラエルの敵はイスラエルの内部にあったと言えます。そのためカナン人に行なうべきことを自分たちに向かって行なわなければなりませんでした。主は罪を明らかにし、裁かれる方です。

適用:すべての裁きには、御旨があることを知っていますか

一言:罪を明らかにし、裁かれる主


<<(1)    前のページ(4)    5    次のページ(6)    (6)>>

聖書別日ごとの糧