聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2004]

2004年 10月 14日 (木)

列王記第一8:1-21
主をほめたたえるソロモン

Ⅰ.主の宮に満ちた主の栄光(1-11)
 7章では主の宮が完成し、必要な全ての器具がみな運び込まれたできごとが記録されています。今日の御言葉を見ると、主の宮に最も必要なもの、すなわち主の契約の箱が運び込まれています。ソロモンはイスラエルの長老たちと部族のかしらたちをエルサレムに召集し、祭司たちに契約の箱を負わせました。契約の箱の中には十戒が刻まれた石版が入っていて、契約の箱の上にはケルビムがあります。神様はそこで民に会ってくださると約束されました。契約の箱が入って来た時、雲が主の宮に満ち、祭司がその雲によって立って仕えることができませんでした。それは主の栄光が主の宮に満ちていたからです(11)。
Ⅱ.主を賛美するソロモン(12-21)
 ソロモンは、自分が主の宮を建築するその大きく栄光ある仕事を行なったことに大きく感謝しました。この仕事のために神様がイスラエルの全ての部族の中から特にダビデの家を選ばれ、ダビデは神様の御名のために主の宮の建築を切に願いました。ところが神様はその特権をソロモンに与えられ、その御言葉通りに主の宮を建築しました(19)。ソロモンはそれを感謝しました。神様はご自分の御名のために、特定の人に、特定のことを任されます。開拓者があり、継承者がいるのです。誰が少なく祝福を受け、誰がさらに祝福を受けたと言うことができません。それぞれが神様から受けた歴史的な使命を忠実に行なうだけなのです。

祈り:主よ!主が私に仕事を任せてくださり感謝します。私がこの仕事をすることができること自体に感謝し、主を賛美します。

一言:私に任された事



2004年 10月 15日 (金)

列王記第一8:22-40
イスラエルの罪を赦してください

Ⅰ.イスラエルの祈りを聞いてください(22-30)
 契約の箱が主の宮に入って行った後、ソロモンは天に向かって、両手を広げ、神様に祈りました。まずソロモンは神様がダビデにお与えになった約束の御言葉を思い起こしました。その約束は「あなたがわたしの前に歩んだように、もしあなたの子孫がその道を守り、わたしの前に歩みさえするなら、あなたには、イスラエルの王座に着く人が、わたしの前から断たれない。」という御言葉です(25)。ソロモンは神様がこの約束を守り、自分と民の祈りを聞いてくださるように祈ります(29,30)。
Ⅱ.イスラエルの罪を赦してください(31-40)
 この御言葉で、ソロモンの祈りの課題は、「私たちの罪を赦してください」です(34,36,39)。この祈りには人間と神様について、三つの思想がこめられています。第一に、罪を犯さない人はなく、人はその罪によって不幸になります。第二に、神様は行ない通りに報われ、私たちの罪をさばかれます。神様は罰を通して、その人の罪を悟らせてくださいます(33,35,37)。第三に、悔い改めた者を赦されます。神様はいつまでも罪を覚えておられません。罪人が祈る時は宮に向かって祈り、神様はご自分がおられる所、主の宮で祈りを聞いて赦してくださいます。今日私たちの宮はイエス・キリストです。私たちはイエス様に頼って祈る時、神様は私たちの罪を赦してくださいます。

祈り:主よ!私たちが罪によってさばかれるうちに、宮となられるイエス様を仰ぎ見て祈りますので、私の祈りを聞いて赦してください。

一言:イエス様に向かって祈る時



2004年 10月 16日 (土)

列王記第一8:41-66
外国人にあなたの御名を知らせてください

Ⅰ.外国人が願うことをかなえてください(41-43)
 ソロモンは神様がイスラエルの祈りだけではなく、外国人も神様の栄光と力について聞き、来て宮に来て祈るなら、答えてくださるように祈りました。その理由は彼らも神様を知り、イスラエルのように神様を恐れ敬うようにするためです。ソロモンが自分の民だけのためではなく、外国人のためにも祈ったのは、神様がイスラエルだけの神様ではなく、世の全ての神様であることを知っているからです。
 主の宮は万民が万民のために祈る神様の家です。私たちは自己中心的で自分の問題の解決のためには多く祈りますが、万民のためにはあまり祈りません。しかし万民のために祈ることが神様の御旨なのです。
Ⅱ.主に罪を犯した民を赦してください(44-53)
 ソロモンはもしイスラエルが罪を犯し敵国に捕虜として連れて行かれても、そこで罪を悟り主の宮に向かって祈るなら、主が天で聞かれ、彼らを征服者の前で憐れみを受けるようにしてください、と祈ります。
 それだけではなく、54-60節を見ると、ソロモンは三つの祈りをしました。「主はほむべきかな(56)。主が私たちと共におられ、私たちが御言葉に従って生きるようにしてください(58,59)。主だけが神様であることを知らせてください(60)。」これは私たちがいつも祈らなければならない祈りの課題です。

祈り:主よ!自己中心的な私たちを赦してくださり、万民のために祈る神様の人にしてください。

一言:万民のために祈ろう。


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