聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2004]

2004年 10月 17日 (日)

列王記第一9:1-9
ソロモンの祈りに対する神様の答え

Ⅰ.祈りを聞かれた神様(1-3)
 ソロモン王は宮を奉献しながら宮を通して神様の御名が現われ、その民が神様の恵みを受けるようにしてくださいと祈りました。神様はその祈りを喜ばれ、宮を区別して、そこに神様の御名と目と心を置かれると約束されました。それで民は宮に出て神様に出会い、祈りの答えを受けることができるようになりました。神様は宮を通して民の中に共におられるようになりました。今日神様はイエス様を通して私たちと共におられるのです。
Ⅱ.祝福される道を教えられた神様(4-14)
 ソロモンに再び現われた神様は20年間に登る大きな御業をよく完成させたと賞賛されるより、彼が戒めの御言葉に聞き従って生きるように助けられました。彼がダビデのように心を完全にし、神様の命令とおきてを守らず、他の神に仕えるならば、約束の地から追い出し、宮も投げ捨てられると警告されました(6-9)。石でできた宮より神様の御言葉がもっと大きいのです。御言葉を守らなければ石でできた宮は役に立ちません。いくら教会堂を大きく建て、いくら人が集まっても、神様を愛さず、神様の御言葉を守らないなら、その全てのものが投げ捨てられ、廃墟と化し、人々の笑いものになるのです。だから私たちが業績に酔うことより、神様の御言葉を愛し、御言葉に聞き従わなければならないのです。

祈り:主よ!私がかつての業績を忘れ、主の御言葉に聞き従って生きるものになります。

一言:かつての業績は忘れ、御言葉に聴き従おう



2004年 10月 18日 (月)

列王記第一9:10-28
ソロモンのあやまった熱心

 ソロモンはそれまで主の宮と王宮の建築に多くの助けを与えたヒラム王にガリラヤの地の二十の町を与えました(11)。それは恵みに答えるのにおいて、神様の栄光を現すことができませんでした。主の宮と王宮の建築の後に、彼は民に神様の御言葉を教え、信仰を新たにすることに力を入れなければなりませんでした。しかし彼はまた役務者を動員して多くの土木工事をしました(15-19)。また船を造ってヒラムと共に国際貿易をして、多くの金を儲けました(26-28)。彼の熱心によって多くの町が建てられ、国は豊かになり、華やかになりました。
 しかしこのような全ての事が神様の指示によって行なったのではありません。彼は二十年間の主の宮と王宮の建築の御業を担う民たちに多くの重荷を背負わせ、苦痛を与えました。またその地に残った異邦人たちを奴隷にする悪を行ないました(21)。
 何より民たちに神様の御言葉を教え訓練することをおろそかにしました。一年に三回、神様に全焼のいけにえと和解のいけにえをささげましたが(25)。それは形式的なことでした。
 彼は神様の御旨に従うことより自分の欲心に従って熱心を出しました。彼はこのことによって民たちの心を失うようになり、反逆まで受けるようになりました(11:27)。
 私たちが仕事をするのにおいて、欲に身を任せて熱心にしているのではないでしょうか。霊的な指導者は神様がお命じになったことにだけ熱心でなければなりません。

祈り:主よ!私が欲に従って生きずに、神様が喜ばれることに熱心に行なう者になるように助けてください。

一言:神様を中心にする熱心


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