聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2012]

2012年 11月 17日 (土)

列王記Ⅰ14:1-20
ヤロブアムの最後

Ⅰ.これまでの誰よりも悪いことを行なったヤロブアム(1-9)
 ヤロブアムの子アビヤが病気になりました。慌てふためいたヤロブアムは自分の妻を変装させ、預言者アヒヤに送りました。彼は神様に対して無知でした。苦難の時、神様と人格的な関係を結び、謙遜に神様の助けを求めることより、神様の能力だけを利用しようとしました。神様は、年老いて目が遠くなったアヒヤに、「ヤロブアムの妻が身分を隠して、訪ねて来ること」を知らせてくださいました(5)。アヒヤは神様の御声に耳を傾け、神様の御言葉を、そのまま伝えました。
 神様がヤロブアムをイスラエルの王として立ててくださいましたが、彼はダビデのように心を尽くして神様に従おうとは、しませんでした(8)。彼は神様を知らず、これまでのだれよりも悪いことをし、偶像を崇拝しました。誰でも神様を知らず、心を尽くして神様に従わなければ、「ヤロブアムの罪」に陥るようになります。
Ⅱ.ヤロブアムをさばかれた神様(10-20)
 預言者アヒヤは、ヤロブアムに、神様が彼の家にわざわいをもたらし、男の子をみな殺す、と預言しました(10-12)。また、民を葦のように弱くし、異邦の地に散らされることを、伝えました。その預言通りに、病気だった子アビヤは死に、彼の家はみな滅びました。人が神様に背くなら、その家は滅び、国が滅んで行きます。

祈り:主よ!私がむなしい偶像を捨て、心から神様を愛する者になるように、助けてください。

一言:心を尽くして、主に従う者



2012年 11月 19日 (月)

列王記Ⅰ14:21-31
レハブアムに対する神様の懲らしめ

Ⅰ.レハブアムの罪(21-24)
 レハブアムは、ソロモンが外国の女ナアマによって生んだ子でした。彼は王になって、イスラエルの十部族を失い、神様がダビデのために残されたユダ族だけの王になりました。彼はその出来事を神様の警告として受け入れ、神様だけを礼拝しなければなりませんでした。しかし彼はむしろ偶像を崇拝し、彼らの先祖よりひどい罪を犯して主を怒らせました。それだけではなく、その悪影響によって、その民までも悪を行ないました。彼らは、神様の教えを守り神様に仕えることより、高い所や、偶像や、アシェラ像を立てました。また、その地に神殿男娼(同性愛者)が出て来るなど、異邦人たちの全て忌み嫌うべきことにならって、行ないました。
Ⅱ.周りから羞恥を受けたユダ(25-31)
 レハブアム王の第五年に、エジプトの王シシャクがエルサレムに攻め上って来て、主の宮の財宝、王宮の財宝を全て奪い取りました。それどころか、金の盾もみな奪われ、レハブアム王は青銅で作った盾を使わなければなりませんでした。それだけではなく、彼は生涯ヤロブアムとの戦争に悩まされました。ユダがこのように苦しめられ、羞恥を受けるようになったのは、軍事力が弱くなったからではありません。偶像崇拝に対する神様の懲らしめでした。指導者が神様を恐れ敬い、御言葉通りに生きる時、国が平和になり、強くなります。しかし指導者が御言葉から離れ、世の風潮に従うなら、国中が苦しみと羞恥を受けるようになります。

祈り:主よ!この国の指導者が世の風潮に従わずに、神様の御言葉によって生きるように、助けてください。

一言:指導者の重要性


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