聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2012]

2012年 11月 20日 (火)

列王記Ⅰ15:1-24
主の目にかなうことを行なったアサ

Ⅰ.ダビデのともしびを消されなかった神様(1-8)
 アビヤムがレハブアムの後を継いで、ユダの王になりましたが、彼も神様の御前には、完全ではありませんでした。しかし神様はその跡継ぎが絶えないようにされることで、「ダビデのともしび」を消されませんでした(4)。神様がダビデを通して、その光の御業を成し遂げ、その子孫を祝福されたのは、ダビデがヘテ人ウリヤのことのほかは、生涯、主の目にかなうことを行なったからです(5)。
 一人の信仰の先祖が与える影響力は本当に大きなものです。アダム一人の不従順によって、死が全ての人々にもたらされましたが、イエス・キリストの従順によって、多くの人々に命が満ち溢れるようになりました(ロマ5:12-21)。
Ⅱ.主の目にかなうことを行なったアサ(9-24)
 アビヤムに続いて、ユダの王になったアサはダビデのように、主の目にかなうことを行ないました。彼は王でしたが、自分勝手には行なわず、神様の御言葉に従って行ないました。彼は神殿男娼を国から追放し、先祖たちが造った偶像をことごとく取り除きました。さらに進んで、アシェラの偶像を造った王母の位を退け、その偶像を切り倒し、焼きました。彼は、偶像崇拝の本拠地である高き所は取り除きませんでしたが、彼の心は一生涯、主と全く一つになっていました(14)。しかしイスラエルの王バシャがユダを攻めて来た時、神様よりもアラムの王ヘズヨンに頼ったのは、過ちでした(18)。

祈り:主よ!私が人の前では行なわずに、神様の目にかなうことができるように、助けてください。

一言:神様の目にかなう人になろう



2012年 11月 21日 (水)

列王記Ⅰ15:25-34
ヤロブアムの道

Ⅰ.ヤロブアム王家の悲劇
 ヤロブアムの子ナダブがイスラエルの王になりましたが、彼は主の目の前に悪を行ないました。それでイッサカルの家のバシャが謀反を起こし、ナダブを殺して王になり、ヤロブアムの親族たちを一人残らず殺しました。これは、神様が預言者アヒヤを通して言われた言葉によるものです(29)。
 神様の口から出た御言葉は、一つも地に落ちることなく、その通りに成し遂げられます。王を立てる方は神様であり、退けられる方も神様です。私たちはどんな状況の中でも、神様の絶対的な主権と真実を信じて、信仰によって生きなければなりません。
Ⅱ.悲劇の原因
 ヤロブアム王家の悲劇の原因は何でしょうか。「これはヤロブアムが犯した罪のため、またイスラエルに犯させた罪のためであり、」(30)。ヤロブアム一人の罪によって、イスラエルが罪を犯し、その子孫にまで伝染し、このような悲劇を招くようになりました。一人の罪がどれだけ大きな悪影響を及ぼしているのでしょうか。
 私たちには、アダムの罪から始まった、神様を嫌う罪の本性があります。また、私たちの先祖から続いて降りて来る罪の要素があります。このような私たちを、先祖たちの愚かな行ないから救ってくだされるのは、イエス・キリストの十字架の血のほかにはありません(Ⅰペテ1:18,19)。

祈り:主よ!私が先祖たちの愚かな行ないの影響を受けずに、福音の力によって、新しい人になり、良い影響を及ぼすことができるように助けてください。

一言:ヤロブアムの道は滅びの道


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