聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2012]

2012年 11月 23日 (金)

列王記Ⅰ17:1-24
エリヤを訓練された神様

 神様は、罪深い時代を救うために、エリヤをそのしもべとしてお立てになりました。ところが神様は、エリヤがどんな状況の中でも、絶対的に神様に聞き従う人になるように、訓練されました。まず神様は彼をアハブのところに遣わされ、「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによらなければ、ここ二、三年の間は露も雨も降らないであろう。」というメッセージを伝えさせましたが、王にこのようなメッセージを伝えるということは、あまりにも危険なことでした(1)。ところがエリヤは従いました。また、神様は「烏に命じて、養わせるので、ケリテ川のほとりに行って、身を潜めておくように」と命じられました。烏が忘れずに、日々食物を持って来ることを信じるのには、無理がありました。しかしエリヤはそれに従いました。川の水が枯れると、今度は「ツァレファテのやもめの所に行って、養ってもらうように」とお命じになりました(9)。この御言葉に従うために、エリヤの心は痛みましたが、貧しいやもめに、「一口のパンを持って来るように」と命じました。
 しばらくしてやもめの息子が病気になって死ぬと、彼女はエリヤを恨みました。しかしエリヤは神様を信じ、三度その子の上に身を伏せて、「死んだ子どもを生き返らせてください」と神様に叫びました(21)。その時、神様は答えられ、死んだ子どもが生き返りました。神様は、彼が祈りの力を体験するように、訓練されました。
 神の人は、御言葉に従うことによって、御言葉の力を受けなければなりません。また、どんな問題の前でも、祈ることで、祈りの力を受けなければなりません。

祈り:主よ!私が御言葉に従って祈ることで、神様の力を受けることができるように、助けてください。

一言:御言葉と祈りの力


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