聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 01月 21日 (月)

Ⅱ列7:1-20
信じることができない者の最後

 つらい苦しみの時は去り、神様の救いの時が来ました。主なる神様は、エリシャを通して、救いの御言葉を語られました。明日の今頃、上等の小麦粉一セアが一シェケルで売られ、大麦二セアが一シェケルで売られると、言うのです。今の深刻な食糧難を考えると、これは不可能なことのように思えました。その時、一人の侍従がエリシャに、「そんなことがあるだろうか。」と不信仰の言葉を話しました。彼は全能なる神様の力を信じることができず、状況と条件に支配されていました。
 サマリヤの町の門の入口に、ツァラアトに冒された四人が死を覚悟して、アラムの陣営の中に入って行きました。ところが、そこには、誰もいませんでした。神様がアラムの陣営に、戦車の響き、馬のいななき、大軍勢の騒ぎを聞かせられました。それで、彼らは恐れから、みな逃げ出しました。神様は奇蹟のような方法で、イスラエルを救ってくださいました。民たちがアラムの陣営をかすめ奪ったので、主のことばどおり、上等の小麦粉一シェアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られました。不信の言葉を吐いた侍従は、民たちによって、死んでしまいました。それによって、「あなたは自分の目でそれを見るが、それを食べることはできない。」と言った御言葉が成就しました。神様の御言葉は、時には、今の現状からは到底信じがたいこともあります。私たちの経験と常識と合理的な考えを、超越することもあります。しかし、それにも関わらず、私たちは信じなければなりません。信仰は理性を乗り越えます。不信仰の最後は、あまりにも悲惨なものです。

祈り:主よ!私が不信の人にはならず、信仰の人になるように、助けてください。

一言:不可能に思えることでも、信じよう


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