聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2014]

2014年 01月 08日 (水)

1歴代誌10:1-14
サウルの死

1.自決したサウル(1-12)
 イスラエルは、ペリシテとの戦いで負けて逃走した際、ギルボア山で刺し殺されて倒れました。サウルの三人の息子たちも、追撃されて殺されました。その時、サウルは異邦人に殺される羞恥を受けないように、自殺をしました(4)。表面から見ると、彼は神様の民らしい死を選んだかのように、見えます。しかし、彼の自決は、卑怯なやり方でした。
 彼は、その危険が自分の罪であることを悟り(1サム15:26)、悔い改め、その時からでも、神様の栄光のために、最善を尽くすべきでした。
 しかし、彼は死ぬ瞬間さえも、自分の体面だけを考えました。彼は、死んでも首をはねられる屈辱を受け、自分の家族と民を悲劇に引きずり込みました。
2.主に逆らった罪のために(13,14)
 サウルが戦争で負け、悲劇の最期をとげたのは、彼が神様に罪を犯したからです。神様によって王として立てられた彼は、当然、神様の栄光をまず考え、神様の御言葉に聞き従うべきでした。
 しかし、彼は王になって後、傲慢になり、神様の御言葉を無視し、自分の考え通りに行ないました(1サム15:17-23)。また、緊急の時には、神様に尋ねずに、霊媒によって伺いを立てました(1サム28章)。それで、神様は彼を負けさせ、その国を、神様の御心にかなうダビデにお与えになりました(14)。

祈り:主よ!主は不従順の者をさばかれます。私が主の御言葉に耳を傾けることで、施された恵みをよく担うように、助けてください。

一言:不従順の者をさばかれる神様


<<(1)    次のページ(2)    (13)>>

聖書別日ごとの糧