2019年 05月 19日 (日)
地境を広げた人々
本文は、ダビデとソロモンの子孫に関する系図、ユダ族の補足系図、シメオン、ルベン、ガド、マナセの半部族に関する記録です。その中で第一に、ユダ族を祝福した神様が現されています。神様は、ユダの信仰と犠牲を祝福し、彼の子孫を歴史の主人公にしました。ユダ族の栄えは、シメオン族や他の部族と比べものにならないほどです。第二に、栄えた歴史には信仰の英雄たちが出ています。ダビデも敵と戦いながら信仰によって勝利した信仰の勇士です。ユダ、シメオン、ルベン、ガド、マナセの半部族が栄えてその地境を広げたのは、信仰の勇士たちがいたからです。ヤベツ、オテニエル、カレブがそのような人々です。ヤベツは、母親が悲しみのうちに産んだ子です。しかし、彼は挫折しませんでした。後になって、兄弟の中で一番母に慰めと喜びを与える者となりました。彼は、「苦しむことのないように」と、自分の名前と逆にしてください、と祈りました。神様は彼の祈りを聞いてくださいました。オテニエルは、ヨシュアの死後、最初の士師となりました(士師記3:9)。カレブは恐れと不信仰に打ち勝ち、信仰によってカナン人と戦いました。
ルベンは、長子であるにもかかわらず、その系図が真っ先に記録されなかった理由が、5:1、2に記されています。父の寝床を汚したからです。創世記35:22に、ルベンが父のそばめビルハを犯したことが記されています。その結果、彼は、長子に与えられるはずの「二倍の相続分」も、「支配権」も失ってしまいます。しかし、ルベン族、ガド人、マナセの半部族はハガル人たちとの戦いで勝利しました。それは、彼らがその戦いのときに、神様に呼ばわったからです。彼らが神様に拠り頼んだので、神様は彼らの願いを聞き入れられました(5:18-20)。
適用:地境を広げたいですか
一言:捜し求め、戦いなさい
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