聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 05月 21日 (火)

歴代誌第一7:1-8:40(7:40)
えり抜きの勇士

 7章と8章は、イッサカル、ベニヤミン、ナフタリ、マナセ、エフライム、アシェルの諸部族について記しています。その中でイッサカル(7:1-5)、ベニヤミン(7:6-12)、アシェル(7:30-40)の系図では、族長たちのことを「勇士」、「えり抜きの勇士」と呼んでいます。また、従軍して戦いに出る人々の数を記録しています。なぜ、これらの部族の族長たちをえり抜きの勇士と呼んでいるでしょうか。そして、民を戦いに出る人々と言っているのでしょうか。それは、彼らの先祖である十二部族が神様の御前に罪を犯す前には、勇敢な勇士として戦いに出て勝利する人々であったことを言うためでした。本来、彼らは神様に選ばれた勇敢な勇士たちでした。しかし、彼らが神様に罪を犯した時、彼らは捕虜として連れて行かれる力のない弱い者になりました。ですから、彼らが神様に立ち返るなら、神様は再び彼らをえり抜きの勇士にしてくださいます。
 バビロン捕囚から帰還した人々の中には、現在のみすぼらしい自分たちの姿と荒れ果てたエルサレムを見て、本当にダビデ王国のような栄光を回復できるのだろうかと疑う人々がいました。しかし、彼らの先祖とともにおられた神様が彼らとともにおられるなら、彼らもえり抜きの勇士になることができます。この事実を覚えるとき、現在の自分の姿がみすぼらしく見えても、希望を持つことができます。今の自分に対し、自負心を持つことができます。


適用:私は誰ですか

一言:えり抜きの勇士


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