聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 05月 29日 (水)

歴代誌第一14:1-17(15)
神様はすでにあなたより先に出て行かれるから

 ペリシテ人は、一時期自分たちのもとで保護した亡命者ダビデが王となったことを聞いて、大変な危機意識を持ちました。そして、軍隊を率いてダビデを撃とうと上って来ました。ダビデも、ペリシテ人による侵略の知らせを聞いて、迎え撃ちに出ました。この時、ダビデは「ペリシテ人を攻め上るべきでしょうか。彼らを私の手に渡して下さるでしょうか。」と神様に伺いました。すると主は、「上れ。わたしは彼らをあなたの手に渡す。」と仰せられ、勝利の確信を植え付けてくださいました。ダビデは自分なりの考えと経験に基づいて戦争を随行しようとしませんでした。一足一足神様の導きに従って出て行こうとし、ただ神様の助けによって勝利しようとしました。ダビデは、戦争は神様に属するものであると信じました(Ⅰサムエル17:47)。
 ダビデは、従順にバアル・ペラツィムに上り、そこでペリシテ人を打って神様に栄光を帰しました。「神は、水が破れ出るように、私の手を用いて敵を破られた。」一方、ペリシテ人たちは、自分たちの神々を置き去りにして逃げました。それらの偶像を放置しておくと、イスラエルの民たちが偶像の影響を受ける可能性があったため、ダビデは命じてそれらの偶像を火で焼きました。
 ペリシテ人たちは、なおもまたその谷間に突入して来ました。ダビデは再び神様に伺いました。そうすると、今度は面と向かわず、回って行き、バルサム樹の林の前から彼らに向かい、奇襲するようにと言われました。バルサム樹の上から行進の音が聞こえたら、戦いに出ていくように命じられました。そうしながら神様はダビデより先に出て行き、ペリシテ人の陣営を打つと約束されました。それでダビデは、神様が命じられた通りに出て行って大勝利を収めました。今日キャンパスには福音の敵がたくさんありますが、神様にうかがいながら出て行く時、神様が先に出て行かれ、打ち、大勝利を与えてくださいます。


適用:目の前に敵がいますか

一言:神様が先に出て打ちます


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