聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 05月 30日 (木)

歴代誌第一15:1-29(12)
身を聖別し

 ダビデは自分のために家を造り、また神の箱のために場所を定め、天幕を張りました。そして、過去の過ちを心に刻み、レビ人以外は神の箱を担ぐことが出来ないとして神様の律法に従って行いました。ダビデはケハテ族から敬虔で純潔な人たちを集めました。そして、祭司たちとレビたちを呼び集めて命じました。「あなたがたはレビ人の家の頭です。あなたがた自身も、あなたがたの同族の者たちも、身を聖別し、イスラエルの神、主の箱を、私がそのために定めておいたところに運び上がりなさい。」ダビデは、箱を担ぎ上る高貴な職務を担う前に、まず身を聖別するように言いました。神様はイスラエルの民たちに、「あなたがたは聖なるものとなりなさい。わたしが聖であるから(レビ記11:45)。」と仰せられ、聖であることを要求されました。霊的、道徳的な純潔を守らないで世俗的な罪で自分を汚すなら、聖なる職務と使命を担うことが出来ません。神様が任せて下さった務めと使命を担うためには必ず霊的、道徳的に純潔であるべきです。
 ダビデの命令の通りに、祭司たちとレビ人達は神の箱を担ぎ上るために身を聖別しました。律法に従って、祭司たちとレビ人達は担い棒で肩に担ぎました。ダビデは、歌うたいの人々を立て、楽器を演奏させ、喜びの声を上げて歌わせるようにしました。聖書の著者は、箱を担ぐ聖なる群れだけでなく、歌う者たちの名前も詳細に全部記録しています。それは、箱を担ぎ上ることが、聖なる、威厳のあることでありながら、同時に、大きく喜ぶべきことであるからです。神様の仕事は、聖い心で担うべきですが、また一方では、喜びをもって担うべきです。聖さと喜びは、神様の御業に仕える人が揃えるべき徳目であり、また享受できる特権です。イエス様の十字架による完全な贖いにより、今の私たちの生活には聖霊さまが内にいて下さり、聖さと喜びだけでなく、愛、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制も与えられています(ガラ5:22-23)。聖霊さまの助けを受けながら、聖なる職務と使命を担えるように祈ります。


適用:どんな姿勢で神様に仕えますか

一言:聖さと喜び


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