聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 05月 31日 (金)

歴代誌第一16:1-11(10)
主を慕い求める者

 ダビデは、神の箱を移し終えてから、全焼の生け贄と和解の生け贄を捧げました。それから主の御名によって民を祝福し、一人一人にパンとお菓子を分け与えました。また、レビ人のある者たちを立てて主の箱の前で仕えさせ、イスラエルの神、主を覚えて感謝し、褒め称えるようにしました。ダビデはまず、神様がなされた御業を国々の民の中に知らせるようにしました。神様の成された奇しい御業は、イスラエルをエジプトの圧政から救い、その後も信実を尽くして導いて下さっておられることです。ダビデは、そのことを国々に知らせ、全ての人が、生きておられる救いの神様を慕い求め、信仰を持つようになることを願いました。
 次に、ダビデは主の聖なる御名を誇りとせよと言っています(10)。主の御名は聖なる御名です。主の御名が、どれほど聖なるものであり、どれほど力と権威に満ちたものであるかを、一度黙想してみましょう。その御名を積極的に証ししながら誇るとき、聖徒自身の信仰が新しく立てられます。そして、主を慕い求めるようになります。心に楽しみを得るようになり、聖徒達の間でも喜びを分かち合うことが出来ます。また、福音が宣べ伝えられ、国々の人々が神様に立ち返ることが出来ます。主の聖なる御名を忘れ、世の快楽と逸楽を追求するなら、聖なる楽しみを喪失するようになり、罪に縛られ暗闇に捕らえられるようになります。
 次に、主とその御力を尋ね求めよと言っています(11)。私達は家庭とキャンパスと職場で自分の自らの力では担い切れない難しさや障害物に会います。しかし神様と神様の御力を尋ね求める時、神様は私達に知恵を与えて下さり、力を与えてくださいます。その知恵をもって私たちはこの世で勝利でき、神様の御力によってどんな難しさも克服出来ます。最後に、絶えず主の御顔を慕い求めよと言っています。私達は毎日神様の御言葉を愛し、口ずさみながら主の御顔を慕い求めるべきです。そうする時、私達は誘惑と試みの多い、攻撃の多いこの世で、主の恵みによって圧倒的な勝利の人生を生きることが出来ます。


適用:勝利の人生を願いますか

一言:主を慕い求めよ



2019年 06月 01日 (土)

歴代誌第一16:12-43(36)
   ほむべきかな。とこしえからとこしえまで

 神様は私たちがほむべきお方です。ダビデは、とこしえからとこしえまで神様をほめたたえるようにと、歌います。神様の契約の箱をエルサレムに運び上ったダビデは、その喜びと感激を賛美で表しました。
 賛美の中でダビデは奇しいみわざと奇跡を顧みるようになりました。また、神様の約束の御言葉を思い出しました。それはカナンの地を相続地として与えるという約束でした。神様はこの約束を守るために、数も少なく寄留している他国人であったイスラエルを保護されました。イスラエルのために、異邦の王たちを責められました。イスラエルを救おうと奇しいみわざを行われた神様は、大いなるお方です。「まことに、国々の民の神々はみな、むなしい。しかし主は天をお造りに(26)」なりました。なので、イスラエルだけでなく、国々の民の諸族も、主に栄光と力をささげなければなりません。天は喜び、地はこおどりします。森の木々も喜び歌います。いくつしみ深く、その恵みはとこしえまでである主に感謝しなければなりません。
 ダビデは、最後に賛美をささげています。「ほむべきかな。イスラエルの神、主。とこしえからどこしえまで。」契約を守ろうとして奇しいみわざをなされた主は、とこしえからとこしえまでほめたたえるべきお方です。「とこしえからとこしえまで」とは、初めと終わりを意味するもので、人間が知る事ができない無限の時間です。神様はとこしえ以前から存在し、とこしえに存在しておられます。神様だけがとこしえからとこしえまでほめたたえられるに相応しいお方なのです。
 神様が私のために施してくださった驚くべきことは、どうでしょうか。このことを覚える時、神様を賛美するしかありません。とこしえからとこしえまで神様をほめたたえましょう。


適用 : 主の恵みと慈しみを味わっていますか

一言 : とこしえからとこしえまでほめたたえなさい


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