聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 06月 10日 (月)

歴代誌第一23:1-32 (27,28)
レビ族の役目を新しく

 イスラエルは、カナンの地に入って後も、ダビデの時代に至るまで、その地に住んでいた民たちと数え切れないほど戦ってきました。それゆえに、まだ国の内部を整備することができていませんでした。歴代誌には、平和の時代になって真っ先になされたのが、神殿建築であり、主への礼拝がしっかり行われることであったことが記されています。神殿建築は、ダビデが準備した後、ソロモンに委ねられました(22章)。ダビデは、ソロモンをイスラエルの王としてから、イスラエルのすべてのつかさたちや祭司、レビ人を集めました。そのうち、レビ人の場合は三十歳以上の者が三万八千人でした(3)。ダビデは彼らをそれぞれ、主の宮の仕事を指揮する者、門衛をする者、楽器を手にして主を賛美する者などに分けました。6節に「ダビデは彼らを組みに分けた」とあります。これは、主の宮におけるレビ人のみならず、祭司、レビ人の聖歌隊、門衛、戦士たちを組分けして、それぞれの任務をはたすようにしたということです。レビ人の役目は、主の宮に仕えるアロンの子らを助け、庭、脇部屋などの掃除、すべての聖なるものに関わるきよめ、また、神の宮での奉仕のすることです(28)。そして、主にささげる物をよく管理し、朝ごとに主を賛美し、主へのすべての全焼のいけにえをささげることです (29-31)。ダビデは彼らがその役目をよく果たせるように、24組に分けて交代で仕えるようにしたのでした。
 このように、ダビデは神殿での主への礼拝を大切にしました。神様に対する信仰と礼拝がしっかりしているなら、国と民は平穏になり、強固になりますが、それが崩れてしまうなら、国と民はすぐさま駄目になってしまうのです。ですから、神の御業を担当して仕える人の役目は、非常に重要なわけです。何をするにしても、神様から任せられたことを真実に、忠実に担って行くならば、それが主へのまことの礼拝となるでしょう。そして、私たちは主によって罪が赦され、神様との関係が回復されるのです。この時代に神様の御業を担っていく、新しいレビ人たちを育て立てることができるように祈っていきましょう。


適用:主の宮で私に任せられた役目は何でしょうか

一言:何をしても忠実に


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