聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2019]

2019年 06月 12日 (水)

歴代誌第一25:1-31 (6)
賛美に関わる24組

 また、ダビデと家臣たちは、神である主を賛美する聖歌隊をつくりました。主の宮で務めている祭司とレビ人の24組と同じように、聖歌隊も24組に分けて編成しました。一組に12人ずつ、合わせて288人になりますが、彼らはみなくじを引いて配置されました。彼らは、主に賛美をしながら預言をするアサフとヘマンとエドトンの子らの中から奉仕のために取り分けられた者たちで、十弦の琴や竪琴、シンバルの楽器に合わせて預言をし、神様に感謝し、賛美をしたのです。アサフに属する聖歌隊はエルサレム神殿にある主の箱の前で賛美をし(16:4,5)、ヘマンとエドトンに属する聖歌隊の場合は、ギブオンの高き所にある主の幕屋の前で賛美の奉仕をしました(16:39-42)。ヘマンは神のことばを預言する王の先見者でありながら、ラッパを吹きながら賛美する務めも担いました。各聖歌隊の指揮は、各組のかしらである父たちが取り仕切りますが、その父の指揮のもとで、みなは十弦の琴と竪琴、シンバルを手に、主の宮で歌を歌ったわけです。また、3人のかしら(父)アサフ、エドトンとヘマンは、ダビデ王の指揮下にあったのでした。
 7節には、「彼らおよび主にささげる歌の訓練を受け、彼らはみな達人であった」とあります。その人数は二百八十八人でした。彼らは、下の者も上の者も、達人も弟子も、みな同じように任務のためのくじを引いて、ひたすら訓練(練習)を受け、みな達人になったのです。彼らには特別扱いも差別もありません。ただ楽器を持って主をほめたたえながら、預言のことばを語るだけでした。神である主を賛美するのには、プライドも、劣等感も、また才能の有無といった、人間的な要素は要りません。それよりは、主に感謝と喜びを持って主に賛美の歌を歌いたい、という心と忠実な姿勢がもっと大切ではないでしょうか。私たちはみな、賛美をしながら預言のことばを語る者だからです。


適用:あなたはどんな歌を歌い、何を喜びますか

一言:主にささげる歌の訓練を受け


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