聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 02日 (木)

歴代誌第二13:1-22
父祖の神に拠り頼んだアビヤ


 ヤロブアム王の第十八年に、アビヤがユダの王となり三年間治めました。アビヤは四十万の戦士を集めて、八十万の戦士を持つヤロブアムと戦おうとしました。アビヤは戦争を始める前に、まず北イスラエルの罪を指摘しました。イスラエルの神様は塩の契約で、イスラエルの国を永遠にダビデとその子孫に与えると約束されました(5)。しかしヤロブアムは王を裏切って、国を分裂させ、金の子牛の偶像を作り、主の祭司たちを追い出して、誰でも祭司として立てました。反面、南ユダはアロンの子孫を祭司として立て、レビ人たちに神様が命じられた手順に従って、神様に仕えさせました(11)。南ユダは神様の御言葉に聞き従って、正しい信仰生活をしようと努力しました。

 このことを話した後、アビヤはヤロブアムに神様が私たちと共におられるので、むやみに戦いをしないようにと警告しました。しかしヤロブアムは強い軍事力だけを信じ、包囲作戦を使って、ユダを攻撃しました。その時ユダの人々が主に叫び求め、ラッパを吹き鳴らしました(14)。すると神様がイスラエルをユダの手に渡し、五十万人が殺され倒れました。結局イスラエルは降伏し、何年かしてヤロブアムは主に打たれて死んでしまいました(20)。

 ヤロブアムは偶像崇拝をし、軍事力だけを信じ、結局は滅んでしまいました。しかしアビヤは日ごろ正しい信仰生活をし、危機の時に父祖の神様に叫び求めて祈ることで勝利を得ました。


祈り:主よ!私がアビヤのように日ごろ神様によく仕え、危機の時に叫び求めて祈ることができるように助けてください。

一言:正しい信仰と祈りが勝利の秘訣


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