聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2014]

2014年 03月 11日 (火)

2歴代誌27:1-9
自分の道を確かなものとしたヨタム

1.自分の道を確かなものとしたヨタム
 ヨタムは二十五歳で王となり、十六年間統治しました。彼の先代の王たちは、統治初期には主の目にかなうことを行ない、王権が堅固なものになるに連れて、傲慢になり、滅亡の道をたどりました。しかしヨタムは、先代の王たちの善行は見習い、あやまちは繰り返しませんでした。ウジヤのように、主の神殿に入るようなことはしませんでした。彼は主の目にかなうことを行ない、自分の道を確かなものとしました(2,6)。それによって、彼は神様に祝福され、次第に強くなっていきました。彼の偉大な点は、最後まで世と妥協せずに、神様の御前で正しいことを行なったことです。
 歴史の鏡を通じて、私たち自身を顧みることは、大切なことです。歴史の教訓を受けた者は、過去の先祖たちのあやまちを繰り返さずに、神様の前に、自分の道を確かなものとすることができます。
2.立ち返らない民
 ヨタムは主の宮の上の門を建て、オフェルの城壁の上に、多くのものを建てました。また、ユダの山地に町々を建て、城壁とやぐらを建てました。それだけではなく、アモン人との戦争で勝利をしました。隣国は彼を恐れ、貢物をおさめました。彼が統治する間は、国力と経済が強化されました。しかし、民たちはむしろ悪を行ないました(2)。国力と経済力が民たちの心をきよめたり、立ち返らせることができませんでした。これは、すでにユダの民たちの罪が、指導者の悪影響によって、内部から腐敗していることを教えてくれます。

祈り:主よ!私が最後まで、自分の道を確かなものとするように、助けてください。

一言:最後まで、中心を守る


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