聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2014]

2014年 10月 26日 (日)

エズラ3:1-13
まず、献身を決断したイスラエル

1.祭壇を築いて、全焼のいけにえをささげたイスラエル(1-7)
 イスラエルの民は、バビロンから戻って来て、しばらく自分たちの故郷に帰り、とどまりました。ユダの暦の第七の月になると、宮の建築のために、エルサレムに集まりました。ところが、彼らはまず、祭壇を築いて、モーセの律法に記録された通りに、全焼のいけにえをささげました。仮庵の祭りを祝い、毎日の分として定められた数にしたがって、日々の全焼のいけにえをささげました。「全焼のいけにえ」という単語が五回繰り返されていますが、全焼のいけにえは、いけにえをささげる者の献身を意味します。イスラエルの民は、神様に全焼のいけにえをささげることで、過去の罪を悔い改め、主に対する献身を決断し、神様の憐れみを求めました。神様の御業を担う前に、まず神様に献身をしなければなりません。
2.主の神殿の礎を据えて、賛美したイスラエル(8-13)
 イスラエルは、主の宮を建てるために、具体的に準備しました。石切り工と大工たちを募集し、ペルシャの王クロスの許可によって、レバノンから海路、ヤフォに杉材を運ばせました。ついに、彼らがエルサレムに戻ってから二年と二か月目で、主の宮の再建が始まりました。全ての人々が一斉に立ち上がり、喜びで参加しました。主の神殿の基礎工事が進んだ時、みな感激して、「いつくしみ深く、とこしえの恵みを施される」神様を賛美しました。反面、ソロモンの時に最初に造られた神殿を見た老人たちは、みすぼらしい神殿の規模を見て、大声をあげて泣きました。彼らは、自分のことより、神様とその御業によって、楽しんだりもし、悲しんだりもしました。彼らの関心は、ただ神様に向けられていました。

祈り:主よ!いつくしみと、憐れみ深い神様を賛美します。私がまず、完全に神様に献身する生活ができるように、助けてください。

一言:まず、神様に献身する


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