聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2022]

2022年 12月 16日 (金)

ネヘミヤ記6:1-19(3)
工事が止まるようなことがあってよいものだろうか

城壁の建て直しの工事が終盤を迎えました。その時、サンバラテとゲシェムらが工事を中断させようと、企みました。彼らはネヘミヤに人を送って、オノの平地で会おう、と提案しました。彼らはネヘミヤを助けようと装いましたが、実際は、ネヘミヤに害を加えようとしました。ネヘミヤは彼らの提案を断固断りました。城壁の建て直しの御業が非常に大切な神様の働きであり、また完成間近で目を離すことができなかったからです。彼はただ、この御業に集中しました。敵対する者が、四度も誘惑の手を伸べましたが、断固断りました。すると、敵対する者たちは、「ネヘミヤが城壁を建て直して、王になろうとしている。」とそれらしいデマを流しました。その時も、ネヘミヤは敏感に反応しませんでした。事実ではなく、彼らが作り出した言葉だったからです。ネヘミヤは、敵対する者たちから誘惑を受けましたが、人々と争うことはありませんでした。ただ、神様に進み出て祈りました。「ああ、今、どうか私を力づけてください。」サタンの悪だくみにぶつかった時、恐れる必要はありません。神様に進み出て祈る時、神様が力をくださり、サタンの悪だくみを完全に打ち壊してくださるからです。

 その後、敵対する者たちは、シェマヤを通してネヘミヤに神の宮に行って隠れるようにとの方向を与えました。外側から見ると、ネヘミヤの身の安全のためであるかのようですが、実際は祭司でもないネヘミヤを主の宮に入らせることで、誹謗を受けさせようとするのが目的でした。ネヘミヤは素行が悪い彼らを止めてくださるよう神様に祈りました。このようにすべての陰謀の中でも、ただ祈り、城壁の修復工事に集中した時、ついに五十二日目に城壁が完成しました。これは、信仰の勝利であり、祈りの勝利でした。仕事を終わらせると、敵対する者たちはむしろ恐れました。神様の御業を成し遂げようとする時、敵である悪魔は邪魔しようとします。しかし、ネヘミヤのように、ゆれ動かされることなく、主の御業に集中する時、悪魔は力を発揮できません。神様の御業は、神様ご自身が助けてくださいます。恐れる必要はありません。ただ、神様を信じて祈り前に進むなら、私たちは勝利することができます。



祈り:父なる神様、私たちが神様の働きに集中できるようお助けください。

一言:祈って、使命に集中せよ


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