聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2014]

2014年 10月 18日 (土)

エステル4:4-17
死ななければならないなら

1.別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう(4-14)
 モルデカイは、エステルが送った臣下を通して、エステルに、ハマンの悪だくみを一つ残らず知らせ、同族のために王の前に行き、切に求めるように、と頼みました。しかし、エステルは、「王に呼ばれずに、王の所に行くなら、殺される。」と恐れました。ところが、モルデカイは、エステルと王がいなくても、神様が同族を救ってくださることを信じました。「もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。」ただ、モルデカイは、エステルが目先の利益を求めることより、永遠な神様の救いの御業に用いられる栄光を受けることを、願いました。それで、エステルに、彼女を王妃として立ててくださった神様の摂理と御旨を考えるように、促しました。「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」
2.死ななければならないのでしたら(15-17)
 モルデカイの信仰の勧めを通して、エステルは、自分に向けられた神様の恵みと摂理を悟るようになりました。彼女は、自分のいのちを、神様にゆだねました。そして、神様の救いの御業に用いられるために、喜んで自分のいのちをささげることを決断しました。「私も、私の侍女たちも、同じように断食をしましょう。たとい法令にそむいても私は王のところへまいります。私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」救いの御業と選ばれた民のために、自ら進んで死のうとする時、死をも克服する勇気ある人になります。さらに進んで、神様の救いの御業に、永遠に光り輝く英雄になります。

祈り:主よ!私が栄光ある神様の救いの御業に用いられる人生を生きるようにしてくださり、感謝します。いのちまでささげるしもべになるように、助けてください。

一言:死ななければならないのでしたら


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