聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2014]

2014年 10月 24日 (金)

エステル9:1-10:3
プリムの日を定めたモルデカイ

1.敵を打ち滅ぼしたユダヤ人たち(1-19)
 ついに、ハマンがユダヤ人たちを滅ぼそうと決めた日になりました。しかし、信仰の人々の戦いと、神様の助けによって、この日はむしろ、ユダヤ人たちが敵を打ち滅ぼす日に変わりました。ユダヤ人たちは全ての敵を破り、打ち滅ぼしました。ハマンが自慢していた十人の息子たちも殺し、木につるしました。敵を滅ぼすのに時間が足りず、もう一日、日をのばしました。その次の日は、祝宴を開いて、互いに贈り物をし、勝利の喜びを分かち合いました。この出来事は、あまりにも残忍に思えます。しかし、この出来事は、悪い者たちを徹底的にさばかれる神様の義が現れています。
2.プリムの日を定めたモルデカイ(20-10:3)
 その日は、ユダヤ人たちが敵を除いた栄光と恵みの日でした。悲しみが喜びに変わり、喪の日が祝日に変わり、栄光ある救いが成就した日です(22)。モルデカイは、この日を、ユダヤ人たちがそれまで抱いていた恨みを解決する日で終わることを、望みませんでした。モルデカイは、これを全て書き記しました。そして、この日をプリムの日と定め、毎年アダルの月の十四日と十五日には、宴会を開いて喜び、互いに贈り物をし、貧しい人を救済する日としました。
 モルデカイがプリムの日を定めたのは、信仰によって生きれば、一時的には苦難と悲しみが伴いますが、必ず勝利するようになるという確信を植えるためでした。私たちが信仰によって生きるなら、必ず勝利します。

祈り:主よ!私がどんな苦難があっても、信仰によって生き、世に打ち勝つ信仰の勇士になります。

一言:プリムの日を覚えよ


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