聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 04月 16日 (月)

ヨブ39:1-30
あなたが馬に力を与えるのか

 神様は続けて、獣たちの中で神様が行なわれたことについて、話されます。「あなたは岩間の野やぎが子を産む時を知っているか。雌鹿が子を産むのを見守ったことがあるか。」(1)。人は、野やぎや雌鹿の出産時期が、分かりません。また、この子どもがどのようにして生まれるのか、どのようにして大きくなり、いつ母親から離れるのかが分かりません。「だれが野ろばを解き放ったのか。だれが野生のろばの綱をほどいたのか。」(5-8)。野を駆けめぐり、塩分がある地に住む野ろばは自由な生活をします。神様は、人に飼い慣らされて、あちこち引かれて行く野生のろばにも、自由をくださいました。野牛は強い力と荒々しさが特徴的です。この野牛は人が治めることができず、家畜として飼い慣らして使うこともできません。だちょうは自分が産んだ卵に対して無情です(14-16)。これは、神様がだちょうに知恵をお与えにならなかったからです。人が、だちょうに卵を顧みるように、教えることはできません。「あなたが馬に力を与えるのか。その首にたてがみをつけるのか。」(19)。馬は前足で地を力強く蹴って、戦場を駆け巡っても恐れを知らず、刀を目にしても避けようとはしません。ラッパの音を聞くと、立ち止まらずに、地をのみ込むように走り込みます。馬をこのように走らせたのは人ではありません。わしが高く上がり、その巣を高い所に作る(27,28)、人が命じたからでしょうか。この全てのものは神様が行なわれたことです。神様は力ある方であり、大いなる方です。私たちは、大いなる神様の前では、謙遜になるばかりです。

祈り:主よ!主の無限の知恵と能力の前で、私の無知を告白します。そして主の主権的な摂理を受け入れます。

一言:馬とわしを見て学ぼう


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