聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2023]

2023年 04月 02日 (日)

ヨブ記 2:1-13(6)
ヨブのいのちを守られた神さま

神様は、子どもと財産を失っても変わることのないヨブの誠実さを称賛されました。しかし、サタンは「手を伸ばして、彼の骨と肉を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」と言って、今度はヨブの骨と肉を打つことにしました。6節の主の応答は、原文の直訳では「見よ、彼はおまえの手の中にある。しかし、彼のいのちは残しておきなさい。」となっています。神さまは、ヨブのいのちを守られました。

サタンはヨブを打って、足の裏から頭の頂まで、悪性の腫物を生じさせました。ヨブはあまりのかゆさに、土器のかけらで自分の身をかく、みじめな存在になりました。それを見た彼の妻は、「あなたは、これでもなお、自分の誠実さを堅く保とうとしているのですか。神を呪って死になさい。」と、神への信仰を捨てるように言いました。苦難が続くとき、人は自然と神を疑うようになり、心が離れやすくなります。しかし、ヨブは妻を咎めました。「あなたは、どこかの愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいも受けるべきではないか」(10)。彼は続く試練の中でも、神さまの主権を疑うようなことを口にしませんでした。

ヨブの三人の友だちは、ヨブにわざわいが降りかかったという知らせを聞いて、慰めるために訪ねて来ました。彼らは、ヨブの壮絶な苦難を見て、声をあげて泣くだけで、何も声をかけてあげることができませんでした。七日七夜、痛みと苦しみ、失望の中で共に過ごすことしかできませんでした。



祈り:主よ、試練が続くことがあっても、主の主権と愛を堅く信じることで、唇によって罪を犯すようなことをしないように、助けてください。主は私を愛し、私のいのちを守ってくださっている方であることを信じます。

一言:サタンの圧力に屈するな


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