箴言9章は知恵と愚かさからの招待に焦点を当てています。知恵は自分の家を建て、七つの柱を据え、いけにえを屠り、ぶどう酒を混ぜ合わせて、豊かな宴会を整えました。そして侍女たちにことづけて、町の最も高い所で民を招きます。「わたしのパンを食べなさい。わたしが混ぜ合わせたぶどう酒を飲みなさい。浅はかさを捨てて、生きなさい。分別のある道を、まっすぐに歩みなさい。」（5,6）。知恵は、嘲る者（悪しき者）を招きますが、彼らは恥辱と傷，そして憎しみを返すだけで受け入れません（7,8）。しかし、この招きに応じる知恵のある者は知恵を愛し、ますます知恵を得て、洞察を深めるようになります。またいのちと幸せを得るようになります(7-12)。ここで知恵はイエス様です。イエス様はそのしもべを通して、私たち人間を天の御国の宴会に招かれます。すなわち、飢え渇いた私たちのたましいを豊かにさせるいのちの食物を与え、永遠のいのちと勝利の人生、幸いな人生を生きる知恵を与えるために天国の宴会に招かれます。この招きは恵みの招きです。この招きに応じる者は幸いな者です。

　一方、愚かな女も自分の家の戸口や高いところにある席に座り、自分の道をまっすぐ歩く人々に知恵のような言葉で「浅はかな者はここに来なさい。」と言います。そして「盗んだ水は甘く、こっそり食べるパンはうまい」と偽りを教えます。愚かな女の招きには、密かな快楽の誘惑があります。良識のない人々は簡単に惑わされ、愚かな言葉を受け入れます。しかし、そこには神様の真理と道徳はありません。世の中には異端の遊女、混合主義の遊女などが甘いことばで、人を死の宴会に招いています。

祈り：主よ、死に至る遊女の誘惑を見抜き、退けるように助けてください。いのちに至るイエス様の導きに耳を傾けるように助けてください。

一言：知恵の招待