聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2023]

2023年 11月 28日 (火)

箴言10:1-18(6)
正しい者と悪しき者の生き方

愚かな人は、不義によって得た財宝が自分の未来を保障してくれると思います。しかし、不義によって得た財宝は役に立ちません(2a)。ただ、私たちが神様の前で正しく生きる時、神様が死から救い出してくださいます(2b)。主は正しい者を飢えさせません。しかし悪者の欲を突き放されます(3)。これを知っているので、正しい者は不義の財宝に頼らず、神様だけに頼って正しく生きます。また、神様を恐れない悪人は、刈入れ時に眠る者です(5)。一方、いつも神様を意識しながら生きている正しい人は、勤勉な人生を生きています。怠ける人は、神様と正しい関係性の中で生きていないので、悔い改めなければなりません。

正しい人と悪者の生き方の差が最もはっきりあらわれるのは、言語生活においてです。正しい人の口から出る言葉は誤った道を歩く者を正しい道に案内します。そのような点で、正しい者の口はいのちの泉です(11)。しかし、悪者の口から出る言葉は人々の心に不信感と恨みと高慢の毒を流して破滅させます。悪者の心から流れ出る憎しみは、争いをひき起こします(12a)。憎しみの中から出てくる言葉は関係性を破壊させます。しかし、正しい者の心から流れ出る愛と、愛の中で表現された言葉は、すべての背きをおおいます(12b)。知恵のある者は知識をたくわえ、適切な時に適切な言葉で他の人たちに有益を与えます。しかし、愚かな者は愚かな言葉を口にして自ら滅びます(14)。ですので、私たちのすべての生き方が正しい者の生き方に変わらなければなりません。悪者の生き方を生きている人は滅びるようになります(9、10)。彼らの名は朽ち果てます(7b)。しかし、神様の御前で正しい者の生き方を生きる人たちは、ダニエルやヨセフのように後代の人たちから称賛されます(7a)。



祈り:主よ、私が悪しき者の道に立たず、義なる神様の御前で正しい生活をするように助けてください。

一言:神様を恐れ敬う者、知恵のある者



2023年 11月 29日 (水)

箴言10:19-32(20)
正しい者と悪しき者の言葉

19-21節には、言葉に関する格言が記録されています。賢い人は、その唇を制します。なぜなら、言葉数が多いところには、そむきの罪がつくことを知っているからです(19)。ヤコブは、もし、ことばで過ちを犯さない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人だと言いました(ヤコブ3:2)。ですので、私たちは急いで言わずに、唇を制御しなければなりません。よく制御された正しい人の舌は、えり抜きの銀のように大事です(20a)。正しい人の唇から出る言葉は、多くの人を養います(21)。一方、悪しき者の心は価値がありません(20b)。悪しき者の心はあらゆる汚物で満ちているからです。悪しき者の心に満ちている悪は、悪い言葉で示されます。イエス様は言われました。「まむしの子孫たち、おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えますか。心に満ちていることを口が話すのです。」(マタイ12:34)。正しい人の口は知恵を実らせて神様を喜ばせ、人々を正しい道に導きます。しかし、悪しき者の口はねじれごとを述べて、他の人をも滅ぼし、自分も滅びます(29-32)。

22-30節には神様の祝福の原理が記録されています。神様を恐れ、神様の御前で生きる人は長生きします。神様が彼らのとりでになってくださいます(27、29)。神様は、彼らに永遠のいのちを与えてくださいます(30a)。しかし、神様を恐れない悪しき者たちは、この地でしばらくは、うまくいくかもしれませんが、結局は住むことができなくなります(30b)。神様は特別に私たちの言葉に注目し、それによって、祝福してくださいます。



祈り:主よ、私の唇の言葉が人生に大きく影響することを学びます。私が主を恐れ、自分の舌を制し、多くの人を養うために唇を用いるように助けてください。

一言:えり抜きの銀のような舌


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