聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2023]

2023年 11月 30日 (木)

箴言11:1-15(6)
直ぐな人と裏切り者

悪しき者ははかりをだまして利益を残します。彼らは人の耳や目を騙すことには成功しますが、神様の目をだますことはできません。神様は欺きのはかりを忌み嫌われますが、正しいおもりは喜ばれる方です(1)。どうして商人たちが計りを欺くでしょうか。より多くの利益を得ようとする欲のためです。何より彼らの心が高ぶっているためです(2)。謙遜な者は、生きておられる神様の御前にへりくだっています。神様を恐れ敬います。しかし、高慢な者は神様を恐れません。神様を恐れ敬う、直ぐな人は真理の御言葉に従って誠実に生活します(3a)。しかし、小策を弄しながら生きていくよこしまな者たちは不法を追って暮らしています。このような人生は自らを破滅に導く、愚かな人生です(3b)。悪しき者たちは、財産を手に入れて喜びますが、その財産は御怒りの日には役に立ちません(4a)。一方、義のわざは私たちを死から救い出します(4b)。直ぐな人は、その正しさによって救い出されます(6a)。神様は正しい者とともにおられ、彼らを苦しみから救い出されます(8a)。正しい者は知識、つまり神様の御言葉を恐れ敬い、それに従順な者です。神様は、神様の御言葉を聞いて従う正しい者を助け出して下さいます(9b)。人々は正しい者が栄えると、自分のことのように喜びます(10a)。

個人だけでなく、一国の興亡と盛衰は、何にかかっていますか。町は直ぐな人の祝福によって高くあげられ、悪しき者の口によって破壊されます(11)。社会の構成員たちが神様の御前で正しく生きるなら、その国は祝福されます。しかし、彼らがだましたり、高ぶったり、よこしまにとらわれて生きるなら、その国は滅びます。個人や小さな共同体も同じです。神様の祝福を受けることを望むなら、神様の御前で正しく生きなければなりません。



祈り:主よ、私の前に二つの道を示して下さり感謝します。私が、道であり真理であるイエス様を選んで、隣人や地域の人々にとって祝福の源となるように助けて下さい。

一言:主は正しい人とその住んでいる町を祝福される


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