聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2007]

2007年 02月 06日 (火)

伝道者の書10:1-20
香油を臭くするもの

一匹のはえが香油のびんに落ちて死ねば、びんから悪臭が放ちます(1)。このように少しの愚かさは知恵や栄誉よりも重いです(1)。少しの愚かさ、小さなあやまちと失敗が、積み重ねて来た良い影響力や栄誉を一瞬のうちに失わせ、人生を滅ぼすこともあります。過去の小さな失敗とあやまちが私たちの人生を台無しにすることもあります。それで私たちはちょっとした愚かさに陥らないように注意しなければなりません。また小さな失敗やあやまちであっても、早く悔い改め、立ち帰り、その悪影響から抜け出さなければなりません。
 支配者が立腹してとがめる時、反発してその場を離れれば、さらにその怒りを買うようになります(4)。悔しくても謙遜にその言葉を聞けば、彼の怒りをやわらげ、大きな罪を犯さないようにします。
 鈍くなった斧の刃をとがないと、もっと力がいります(10)。知恵ある大工は暇さえあれば、刃やのこぎりをといで置いて、働く時余計な力がかからないようにします。このように日頃知恵を得れば、成功するのに益になります。日頃、外国語の刃をといでおけば、後に益を受けるようになります。日頃、神様の御言葉に聞き従う敬虔の刃をといで置けば、試練の時や決定的な瞬間に力が奪われず、神様を喜ばし、勝利の人生を生きることができます。
 王が子どもであって、首長たちが朝から快楽を楽しむ国はわざわいです(16)。なまけて家を修理しなければ、天井が落ち、雨漏りがする痛手を負うようになります(18)。

祈り:主よ!私が大きな知恵を得ることができなくても、小さな愚かさに陥らないことで、成功の人生を生きるように助けてください。

一言:小さな愚かさは人生を滅ぼす


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