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2023年 07月 06日 (木)

伝道者の書 12:1-14(1)
若い日に、あなたの創造者を覚えよ

伝道者は「若い日に、あなたの創造者を覚えよ」と言います(1)。若者は自分の若さがいつまでも続くだろうと思いがちですが、やがてわざわいの日が来ます。また「何の喜びもない」と言う年月が近づきます。その日には、私たちの肉体を守る両手は震え、体を支える両足と腰は曲がります。臼のように食べ物を粉々にしてくれる歯は少なくなり、窓の役割をした目は暗くなり、老眼鏡がなければ新聞を読むことができなくなります(3)。聴覚にも問題が生じて大声で言ってもらわないと聞こえなくなり、深く眠ることができなくて鳥の声で起き上がります。声は小さくなり、高いところに上ると息切れし、髪の毛はアーモンドの花のように白くなります。いなごのようにのろのろと歩き、死を迎えるようになります(4,5)。ですから、若い日のうちから、創造者である神様を覚え、神様の御前でどのように生きるかを考え、どんな人生に価値があるのかを考えて歩むことが重要です。

伝道者は適切なことばを見いだそうとして、真理のことばを正しく書き残しました(10)。聖書は、神様の御言葉が記された神聖な書物です。神の霊によって書かれた神様の御言葉は突き棒のようなもの、打ち付けられた釘のようなもので、その人生に大きな影響を与えます(11)。神様の御言葉に導かれることで、確かな価値観が形成され、揺れることのない人生を送ることができます。(12)。そして、神様を恐れ、神様の命令を守ることが人間にとってすべてであると伝えられています(13)。



祈り:主よ、私たちの人生の本質について示してくださったことを感謝いたします。私たちの人生を主に祝福された有意義なものとして用いてくださるようにしてください。

一言:神様を恐れ、神様の命令を守れ


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