聖書別日ごとの糧   >>   雅歌[2003]

2003年 05月 30日 (金)

雅歌5:2-7:9
戸を開けておくれ、私の鳩よ

Ⅰ.私の頭は露に塗れ(5:2-6:3)
 花婿は喜びにあふれて友達と晩餐をしながら夜遅く家に帰りました。花婿は戸を叩きながら花嫁を呼びます。「我が妹、我が愛するものよ、私の鳩、汚れのないものよ。戸を開けておくれ(2)。」しかし花嫁はなまけと世の楽しみに耽けて深い夢の中を迷っていました。戸の外で待っていた花婿の頭は夜の露に塗れました。やっと眠りから覚めた花嫁は花婿を捜して出かけます。しかしそのときはもう花婿が退いた後でした。今や花嫁は愛する人のために相思病になりました。花嫁は花婿の美しさと秀いさを歌いながら捜しまわりました(10-16)。 花婿なるイエス様はいまも戸の外に立って私を呼ばれます。「私の鳩よ。戸を開けておくれ」。私達が霊的な怠けと自慢心に落ちるとき、花婿なるイエス様の愛を失いがちです。ですからいつも目を覚ましてイエス様を迎え入れる準備をすべきです。
Ⅱ.ああ、あなたはなんと美しく、快いことよ(6:4-7:9)
 花婿は再び帰ってきた花嫁を相変わらず愛し、その美しさを歌います(6:4-10,7:6-9)。「ああ、慰めに満ちた愛よ。あなたは何と美しく、快いことよ。」また花嫁を貴人の車に座らせて尊びます。一人が悔い改めるとき主はこのように喜ばれます。私達は主をよくも裏切りますが主は私達を相変わらず愛されます。

祈り:主よ!私がもうこれ以上怠けと世のはかない楽しみに耽けて主を戸の外に立たせておけません。心の扉を開きますのでどうぞお入り下さい。

一言:戸を開けておくれ


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