聖書別日ごとの糧   >>   雅歌[2010]

2010年 06月 20日 (日)

雅歌5:1-16
汚れのない者よ

 夜遅く、家に帰って来た花婿は花嫁にどんなことを頼んでいますか。「わが妹、わが愛する者よ。戸をあけておくれ。私の鳩よ。汚れのないものよ。」花婿は頭に夜露にぬれて、「戸をあけておくれ」と言いました。ところが花嫁はどのようにしましたか。「足を洗ってしまった。どうしてまた、よごせましょう。」とためらいました。花婿は戸をたたきながら、戸の穴から手を差し入れました。その時に、花嫁は心が動かされました。ところが花婿はすでに去って行った後でした。女の心は崩れ落ちていきました。花嫁が花婿を探しましたが、見つけることができませんでした。いくら呼んでも、答えはありませんでした。花嫁は花婿に探しに出て行って、苦労をしました。花嫁は花婿によって愛にやんでいました。イエス様は、今も私たちの心の戸をたたきながら、呼ばわれます。「私の愛する人よ、汚れのない者よ。戸をあけておくれ。」私たちは安逸と不信によってとまどわずに、心の戸を開けなければなりません。
 エルサレムの娘たちは、花嫁に、「あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。」と尋ねました。その時、花嫁は何と答えたのでしょうか。「私の愛する方は、輝いて、赤く、万人よりすぐれている」と言いました。その頭は純金で、髪の毛はなつめやしの枝で、烏のように黒いと言いました。私のつれあいは、頭から足の先まですべてがいとおしい人だと告白しました。私たちの花婿であるイエス様は、世の中の何ものとも比べることができない方です。その栄光と尊さと美しさを、何と言って表現したらよいのでしょうか。

祈り:主よ!私が一日を始めながら、心の戸を開いて、花婿であるイエス様を受け入れるように助けてください。

一言:ためらわないで


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