聖書別日ごとの糧   >>   雅歌[2014]

2014年 04月 05日 (土)

雅歌7:10-8:14
愛の力

 世の中には、力あるものが多いです。権力やお金、地位や知識などに力があります。しかし最も力あるものは愛です。本文では、愛の力がどんあものであるかを、話してくれます。10節を、声を出して読んでみましょう。「私は、私の愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う。」。ここで、「私」は花嫁であり、「私の愛する方」は花婿であるイエス・キリストを指します。この告白は、花嫁の愛が自己中心的なものから花婿中心のものに成熟したことを見せてくれます。花嫁は花婿のものになり、一体になりました。何も彼らを引き離すことはできません。なぜなら愛は死のように強いからです。また、新郎のねたみはよみのように激しく、洪水もその火を消すことができず、自分の財産をことごとく与えても、愛と引き換えることはできないからです。イエス様と私たちが、このような愛の関係性を結んでいるなら、世のどんなものも、私たちを引き放すことはできません。使徒パウロは言いました。「死も、いのちも、・・・そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」(ロマ8:38,39)。私たちに向けられた主の愛、主との愛の関係性が世に打ち勝つことができます。今日、世の中には、愛の対象にしてしまいがちのものが多くあります。何より、男女間の愛に病んで、主との愛の関係を軽んじる人たちが多くいます。しかし、ある時はシュラムの女性と死のように強烈な愛を分かち合ったソロモンであっても、後には、「全てのものは空である」と告白しました。死まで征服した主の愛が、最も強いものです。主との愛の関係性が私たちを強くします。

祈り:主よ!今まで、むなしいものを愛していたことを悔い改めます。ただ、主だけを愛するように、助けてください。

一言:主の愛が強い


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