聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2024]

2024年 04月 21日 (日)

エレミヤ書44:1-45:5(24)
主のことばを聞け

44章は、エジプトに寄留していたユダヤ人に対する裁きのメッセージです。神様はまず、なぜエルサレムとユダにわざわいが下されたかを語られます。神様は、忌み嫌うべき偶像を拝んだ彼らの悪のことで、預言者たちをたびたび送っては止めさせようとしましたが、彼らは聞き入れませんでした。その結果、神様の憤りと怒りを免れず、ユダの町々とエルサレムは燃え上がり、廃墟となり荒れ果ててしまいました。このように神様の御声に耳を傾けず、律法に聞き従わず、ほかの神々に香をたくような偶像崇拝をやめないなら、大きなわざわいを招くことになります。

ところで、エジプトに寄留していたユダヤ人たちは、天の女王にいけにえをささげる生活を取り戻したいと言い出しました。天の女王にいけにえをささげていた時にはパンに満ちたりて幸せだったのに、それをやめた時から万事に不足し、剣とききんに滅ぼされるわざわいが起こるようになったと説明しました。しかし、この考え方は間違っており、愚かです。エレミヤは、むしろ彼らのそのような悪い行いに主は耐えられず、イスラエルの国を廃墟にされたのだ、とはっきり言いました(22)。愚かな偶像崇拝者は、身分の低い者も、高い者もみんな剣とききんと疫病で死に、のろい、恐怖、ののしり、そしりとなります。エジプトに寄留していたユダの人々は、ついには滅び失せ、剣をのがれる者以外には、ユダの地へ帰れる者はいません。もしも彼らがユダの地に残っていたなら、彼らは歴史に名を残す人々となったことでしょう。エジプトに下ったとしても、偶像を拝むことなく主の律法に聞き従っていたなら、神様の恵みによって生きる道が開かれたことでしょう。しかし、残念なことに、彼らは預言者のことばを拒み、豊かな暮らしと悪の道を選びました。歴史からの教訓を学ばず、悪から立ち返らない人の結末は火を見るよりも明らかです。



祈り:主よ、あなたの御声を聞かないで生きるなら、最後は滅び失せるしかないことを学びます。主に悔い改めを促された時、謙遜に従って主に戻りたいです。助けて下さい。

一言:滅び失せないように


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