聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2024]

2024年 04月 30日 (火)

エレミヤ書52:1-34(32)
主はご自分に従う者には目をかける

 今まで神様は預言者エレミヤを通して、エルサレムが徹底的に滅ぼされることを言われました。捕囚となって、バビロンへ連れて行かれることを言われました。しかし、時が来ると主がバビロンを滅ぼし、イスラエルの民を救い出すと預言されました。神様の預言の御言葉は、歴史の中でその通りに成就しました。ゼデキヤ王は主の目の前に悪を行い、バビロンの王に反逆しました。それで、ゼデキヤの治世の第九年、第十の月の十日に、バビロンの王ネブカドネツァルは、その全軍勢を率いてエルサレムを攻めに来ました。結局、ゼデキヤは捕えられ、バビロンの捕虜になります。バビロンの王は、ゼデキヤの子らを彼の目の前で虐殺し、ユダのすべての首長たちをリブラで虐殺しました。また、ゼデキヤの目をつぶし、青銅の足かせにつないで、バビロンへ連れて行き、死ぬ日まで獄屋に入れておきました。バビロンは主の宮と王宮とエルサレムのすべての家をことごとく火で焼きました。さらに、主の宮で神様への奉仕に用いる器具までも奪って行きました。神様に逆らって自分勝手に治めていた祭司のかしらセラヤと次席祭司ゼパニヤをはじめ、多くの人が滅ぼされました。預言の御言葉は必ず成就します。預言通りにイスラエルを裁かれる神様は義の神様です。

バビロンによって捕らえ移されていたエホヤキンは、獄屋から釈放され、王の食卓という名誉ある場所に座ることを許されました。神様が、エホヤキンに憐れみを示されたのです。神様の御心に聞き従って最初の捕囚の民の一人としてカルデア人の地に行ったエホヤキンと民は、「良いいちじく」としてみなされました。神様はユダの最初の捕囚の民を見守ると約束されました。その民の心は主に立ち返り、ある者はユダに戻りさえします(24:4-7)。



祈り:主よ、あなたに従わないことはなんと愚かなことでしょうか。あなたの愛と約束を果たす力を信頼して、私が従順に、あなたの御言葉に従いますようにお助けください。

一言:主は従順な者に目をかけて下さる方


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