聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2014]

2014年 09月 16日 (火)

エゼキエル28:1-19
高ぶりは滅亡に至る

1.高ぶるようになったツロの王(1-10)
 ツロは港町で、貿易業を通して、大きな富を築き上げました。ツロはその冨によって、世界に名声をとどろかせました(27:25)。すると、ツロの王は、自分の心を神のようにみなす程に、傲慢になりました。当時最高の知者として考えられていたダニエルよりも、自分の知恵は優れている、と思いました。このようなツロ王に神様は、「あなたは自分の心を神のようにみなしたが、あなたは人であって、神ではない。」(2)と言われました。しかし、彼はこの御言葉をも無視しました。ツロ王がこのように高ぶったのは、多くの財産のために、多くの知恵を使ったからでした。神様は、最も狂暴な異邦の民を連れて来て、傲慢に陥ったツロ王を打たれます。異邦人の手によって殺されることで、彼が神ではなく、一人の弱い人間に過ぎない事を、見せてくださいます。
2.高ぶったツロ王の最期(11-19)
 ツロ王は知恵が満ち、美の極みでした。彼は、エデンの園にいたアダムにたとえられるほどの栄光を受けました。彼は、世の中の最も美しいところで、あらゆる富と栄華を受けて、生きていました。また、彼はツロを世界的な都市として立てました。それにも関わらず、彼は神様に仕えず、不正な方法で財宝を集めました。その結果、彼は、あらゆる宝石で装飾された王宮から追い出され、列王たちの笑い物になり、火の中で滅びるようになりました。神様は、謙遜な者を高め、高ぶった者を低くされます。それで、私たちは世の祝福と栄光を得た時に、心が高ぶらないように注意しなければなりません。

祈り:主よ!私は神様の祝福を得ることを望みますが、祝福の日に心が高ぶらないように助けてください。

一言:高ぶりは滅びに至る


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