聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2005]

2005年 03月 14日 (月)

ダニエル書5:1-9
ベルシャツァル王の神聖冒?(ぼうとく)

Ⅰ.主の宮の器で酒を飲んだベルシャツァル(1-4)
 ベルシャツァル王は千人の貴人たちを呼んで、大宴会を催しました。彼は父親ネブカデネザル王がエルサレムの神殿から取って来た器を持って来て、そこに集まって来た人々と共に酒を飲もうとしました。宮の器は神様にいけにえをささげる時に用いる大変に聖なるものです。ところがベルシャツァルはわざとその聖なる器で酒を飲むことで、神様を冒涜し、自分の権威と栄光を誇ろうとしました。彼は酒に酔った後、すべての人々とともに、金、銀、青銅、鉄、木、石の神々を賛美しました(4)。彼は神様を公に敵対し、他の人々にも偶像を崇拝するように扇動しました。このように意図的に神様を冒涜する者は神様の怒りを避けることができません。
Ⅱ.壁に書かれた文字を見て顔色が変わったベルシャツァル(5-9)
 ベルシャツァルが酒に酔って偶像を崇拝している時、突然人間の手の指が現われて、王宮の燭台の向こう側に物を書きました。これを見た王の顔色は変わり、それにおびえて、腰の関節がゆるみ、ひざはがたがた震えました(6)。王はすぐにカルデヤの呪文師たちを呼んで、この文字を解き明かして見よと言いました。しかし解き明かすどころか、その文字を読むことすらできませんでした。するとベルシャツァルはひどくおびえて、顔色が変わりました(9)。彼は神様を冒涜しましたが、恥をかきました。神様は礼拝の対象であって、冒?の対象ではありません。

祈り:主よ!私がベルシャツァルのように故意に神様を冒涜する罪を犯さないように助けてください。私が霊と心で神様を礼拝します。

一言:神様は礼拝と賛美の対象



2005年 03月 15日 (火)

ダニエル書5:10-31
神様の御旨を知らせたダニエル

Ⅰ.ダニエルを紹介した王母(10-16)
 王母は王宮に騒ぎが起きたという知らせを聞いて、行ってベルシャツァル王に、父ネブカデネザル王の時、大きく名声をとどろかせたダニエルを紹介しました。差し迫った王はすぐにダニエルを呼んで、文字を読んで解き明かすように頼み、それができれば、国の第三の権力を持たせようと約束しました。
Ⅱ.メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン(17-31)
 ダニエルはベルシャツァル王に、まず彼の父王に起きたできごとを話しました。神様がネブカデネザル王に大きな権威と栄光をお与えになりました。するとすべての国と民たちが彼の前でひざまづいて恐れました。ところが彼が心が高ぶり傲慢になると、神様は彼を王座から退けられました。結局彼は牛のように草を食べ、天の露にぬれ、獣のように生きる訓練を受けた後、いと高き神様が人間の国を支配することを悟りました(21)。このように歴史を教えた後、ダニエルはベルシャツァルをとがめました。ベルシャツァルは父王に起きたすべてのことを知っていながらも、みずから高ぶり神様に敵対しました。それで神様の怒りが臨んだのです。その文字は、「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。」であり、その意味は「王の目方が足りず、神様がその国をメディヤとペルシャとにお与えになる。」という意味です(28)。その御言葉の通りに、その日の晩、ベルシャツァルは殺され、メディヤの王ダリオスがその国を受け継ぎました。

祈り:主よ!世の歴史の主管者は神様です。私がこの神様に敵対する時、怒りを受けるしかないことを悟ります。

一言:神様が人の国を治められる


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