聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2014]

2014年 12月 29日 (月)

ハガイ2:1-9
後の栄光は、先のものよりまさろう

Ⅰ.強くあれ(1-5)
 主の宮の建築を始めてから一カ月後に、基礎工事が終わりました。しかし、以前の栄光に輝く宮を見た人々には、この規模がみすぼらしく思えました。彼らは過去の栄光にだけ執着し、現在の御業を受け入れることができず、今を不満に思っていました。しかし、神様は仰せられます。「しかし、ゼルバベルよ、今、強くあれ。――主の御告げ。――エホツァダクの子、大祭司ヨシュアよ。強くあれ。この国のすべての民よ。強くあれ。――主の御告げ。――仕事に取りかかれ。わたしがあなたがたとともにいるからだ。――万軍の主の御告げ。――」(4)。彼らは心を強くし、今の御業を受け入れなければなりません。過去に生きず、今を生きなければなりません。なぜなら神様の霊が彼らと共におられるからです。
Ⅱ.後の栄光は、先のものよりまさろう(6-9)
 神様は、以前よりも、更に大きなことをされます。しばらくすると、神様が天と地と、海と陸とを揺り動かし、全ての国々の宝がもたらされます。その時になると、この宮の後の栄光は、先のものよりはるかにまさるようになります。なぜなら、以前の栄光は世俗的な華やかさだけでしたが、後の栄光は神様の御子キリストの聖なる栄光であるからです。今の栄光は、外側から見ると、過去のものより劣るかも知れません。しかし、私たちがキリストの中にいるなら、今の栄光はさらにまさっているのです。それで、私たちは今を感謝する心で受け入れ、立ち上がらなければなりません。主が私たちと共におられる時、落胆する理由はありません。落胆せずに、立ち上がらなければなりません。

祈り:主よ!私が過去の栄光に執着していたことを悔い改め、神様の御前で今の自分を認め、生きるように助けてください。

一言:後の栄光は、全てのものにまさる



2014年 12月 30日 (火)

ハガイ2:10-23
今日から後、祝福しよう

Ⅰ.それは聖なるものとなるか(10-19)
 民たちは熱心に主の宮の建築をしました。しかし、彼らが聖なる宮を建てたからといって、聖くなるのではありません。神様がご覧になる時、民が汚れ、国が汚れ、その手の全てのものが汚れ、彼らがささげる全ての物が汚れていました。神様は、心に汚れと不信仰を抱いて、うわべだけ神様の御業を行なうことを、決して受け入れません。主の宮を完成させる前に、イスラエルの民は二十の麦束を収穫しようとしましたが、ただ十束しかなく、五十おけのぶどうの汁を得ようとしましたが、二十おけ分しかなかった原因も、神様が汚れたイスラエルを打たれたからです。ようやく彼らは実を結ばない原因を悟り、神様に立ち返るようになりました。「きょうから後、わたしは祝福しよう。」(19b)。仕事を熱心にすることより、心を神様に向け、それを信頼する信仰を持つことは大切なことです。そうすれば、実と祝福は神様がくださいます。
Ⅱ.わたしがあなたを選んだからだ(20-23)
 神様は国々を滅ぼし、圧制されたイスラエルを救うと約束されました。また、神様のしもべゼルバベルを、そのさばきの日に取り、彼を印形のようにする、と言われました。これは、救いといのちと権威のしるしとすることを、意味します。約束の印にする、と言われました。それは、神様が彼らを選ばれたからです。神様は、一度選ばれた者は、決して捨てず、さばきの日にも、堅く守ってくださいます。

祈り:主よ!私が心の汚れと不信仰を悔い改め、主に立ち返るので、もう一度祝福してください。

一言:今日から祝福しよう


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