聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2016]

2016年 01月 24日 (日)

マルコ3:1-19
十二弟子を任命されたイエス様

1.片手のなえた人を癒されたイエス様(1-6)
 イエス様が会堂に入って行かれた時、そこに片手のなえた人がいました。宗教指導者たちは、安息日でもイエス様がその病人を直すことを予想し、そうすれば、イエス様を訴えようとしました。彼らは病人を利用して、イエス様を訴えようとしました。イエス様は、このような彼らの良心に訴えました。「安息日にしてよいのは、善を行なうことなのか、それとも悪を行なうことなのか。いのちを救うことなのか、それとも殺すことなのか。」(4)。そして、片手のなえた人を癒されました。そのことによって、イエス様はいのちの危険にさらされるようになりました(6)。イエス様は、羊たちのいのちを生かすために、ご自分のいのちを捨てた良い牧者です(ヨハ10:11)。
2.十二弟子を任命されたイエス様(7-19)
 イエス様の噂が広がると、牧者の愛が必要な多くの群衆が集まって来ました(7-11)。その時、イエス様は山に上って行かれ、ご自分のお望みになる者たちを呼び寄せ、十二弟子を任命されました。イエス様が彼らをお立てになった目的は、ご自分の近くにおいて、イエス様とその御言葉を学ばせるためでした。また、遣わして、福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持った牧者として育てるためでした。
 イエス様は、牧者を必要とする群衆と、彼らの牧者とならなければならないパリサイ人たちのかたくなな心をご覧になり、弟子を養成されました。イエス様は、学者や政治家や事業家より、霊的な指導者を育てようとされました。なぜなら人間の根本原因は、たましいの問題だからです。

祈り:主よ!足りない私を使徒として召して、育ててくださり感謝します。私が、羊たちの良い牧者として成長するように、助けてください。

一言:弟子養成



2016年 01月 25日 (月)

マルコ3:20-35
イエス様の本当の家族

1.サタンを縛り上げたイエス様(20-30)
 イエス様は、悪霊に悩まされる人々を、御力で治してくださると、律法学者たちは、イエス様が悪霊の王ゼルバベルの力を借りて、悪霊を追い出していると悪評をつきました。しかし、もしイエス様が悪霊の王であるなら、悪霊を追い出すはずがありません。なぜなら国が内部で分裂すれば、滅んでしまうからです。また、強い人の家に押し入って家財を略奪するためには、その人よりも強い者が彼を縛らなければなりません。イエス様が悪霊を追い出されたのは、イエス様が悪霊より強い方、すなわちキリストであることを証ししています。
 人は、サタンの強い勢力に捕らわれています。サタンは人をつかんで、罪と暗やみと死に追いやります。人には、このサタンの勢力から救ってくださる方、サタンより強い救い主が必要です。イエス様は聖霊の力によって、サタンを縛り上げ、人々を救ってくださるために来られたキリストです。
2.神様の御心を行なう者(31-35)
 イエス様の母と兄弟たちが訪ねて来た、という話を聞いて、イエス様は言われました。「神のみこころを行なう人はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」イエス様は肉体の家族よりも、神様の御心を行なう者たちを、本当の家族のように思われます。また、その肉体の家族よりも、神様の御心を行なう者になることを願われました。家族がイエス様を信じることで、救いを受け、神様の御業に仕えるようにすることが、本当の家族愛です。

祈り:主よ!私が神様の御心を行なう同労者たちを尊く思い、神様の中で、本当の家族を愛するように助けてください。

一言:神様中心の家族が本当の家族


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