聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2016]

2016年 01月 29日 (金)

マルコ5:1-20
汚れた霊につかれた人を癒されたイエス様

 イエス様がゲラサ人の地に着いた時、汚れた霊につかれた人に出会いました。人々は彼を足かせや鎖で縛って置こうとしました。しかし、彼はそれを引きちぎって、誰もいな墓場に行きました。しかし、そこでも、彼は完全な自由を得ることができませんでした。夜昼となく、叫び続け、石で自分のからだを傷つけていました。町の人々も彼を抑えることができず、彼自身も自分を抑えることができませんでした。
 イエス様は彼をご覧になり、「汚れた霊よ。この人から出て行け。」と言われました。イエス様は、汚れた霊が彼を捕らえていることが問題だと、知っておられました。汚れた霊が彼を捕らえているため、足かせと鎖を断ち切り、誰もいない墓場に行っても、彼には自由がありませんでした。
 イエス様は、このような彼を助けるために、「おまえの名は何か」と尋ねられました。彼は、自分の名前が「レギオン」だと告白しました。すなわち、彼は大勢の汚れた霊の支配を受けていたからです。しかし、彼は自分の「名前」、すなわち自分自身を、ありのままの姿で告白することで、イエス様の助けを受けることができました。私たちが、イエス様の助けを受けるためには、まず自分を苦しめている問題を、イエス様の御前に現わさなければなりません。
 その正体が現れると、汚れた霊たちは、これ以上、その人にとどまることができませんでした。それで、イエス様の許しを得て、豚の群れに入って行きました。すると、二千匹ほどの豚の群れが、険しいがけを駆け降り、湖へなだれ落ちて、おぼれてしまいました。イエス様は、一人のために、二千匹の豚を犠牲にされました。

祈り:主よ!私を苦しめる問題が正確に分かるように助け、主に現わす信仰と勇気をください。

一言:おまえの名は何か



2016年 01月 30日 (土)

マルコ5:21-43
恐れないで、ただ信じていなさい

1.長血をわずらっている女をいやされたイエス様(21-34)
 十二年の間長血をわずらっている女がいました。多くの医者を訪ねて行きましたが、何の効果もなく、むしろ病だけが悪くなって行きました。そのような折り、彼女はイエス様の噂を耳にして、イエス様の着物にさわることもできれば、きっと直るという信仰を持っていました。果たして、その信仰通りに、イエス様のお着物に手をふれると、彼女の長血の源がかれて、病気が治りました。私たちが何をするのかは、そんなに大切なことではありません。イエス様の御前に出て行って、お願いしても良いし、後ろからついて行って、イエス様のお着物にふれても良いです。行動が問題ではなく、信仰が問題です。
2.ヤイロの死んだ娘を生き返らせたイエス様(35-43)
 会堂管理者の一人ヤイロが、「幼い娘が死にそうです」と言って、イエス様の御前に出て行き、切に助けを求めました(23)。イエス様は彼の願いを聞かれ、ヤイロの家に行かれましたが、家に向かう途中で、ヤイロの娘が死んだと言う知らせを聞きました。絶望的な状態でした。ところが、その時、イエス様はヤイロに言われました。「恐れないで、ただ信じていなさい。」そして、ヤイロの家に入って行かれ、死んだ娘に言われました。「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」すると、少女はすぐさま起き上がりました。
 私たちがイエス様を信じて求めても、状況が悪化することがあります。しかし、イエス様は死んだ人をも生き返らせる、いのちの主です。私たちが恐れずに、最初の信仰を最後まで持ち続けるなら、イエス様は必ず私たちを助けてくださいます。

祈り:主よ!私が、状況が悪くなるから言って、恐れずに、信仰を守る人になるように助けてください。

一言:ただ、信じていなさい


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