Ⅰ．墓の石(1-4)
　3人の女性はイエス様がガリラヤにおられるときから、イエス様につき従った女たちです。彼女たちは、イエス様の愛とあわれみにふれ、そのためイエス様を愛するようになりました。 彼女たちは最後の最後までイエス様にお仕えして、お世話をしたいと強く願いました。それで彼女たちは、安息日が終わった日の翌日、主日の早朝、イエス様のからだに油を塗ろうと墓に行きました。 そして「墓の入り口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」と、みなで話し合っていました。ところが目を上げて見ると、あれほど大きなな石が、すでにころがしてありました。彼女たちは、イエス様は死んで、葬られていると信じていました。しかし、そうではありませんでした。彼女たちは、イエス様が死んだままでいる、と思い違いをしていたのです。
Ⅱ．ここにはおられません(5-8)
　御使いは、青年として現われ、真白な衣をまとっていました。御使いは言いました。「あの方はよみがえられました。ここにはおられません。」(6)。これは、空想話では何でもなく、紛れもない事実です。そしてこのメッセージは、人類の歴史上、最も驚きの、喜びのある知らせです。イエス様は、よみがえられたことによって、罪と死の勢力の下にいた全ての人々を救う主、キリストになられました(使2:36)。イエス様の復活によって、私たちは生まれ変わり、神様の子どもとなり、神様の御国に対する生きた望みを持つようになりました(Ⅰﾍﾟﾃ1:3)。

祈り：主よ！イエス･キリストを死者の中からよみがえらせてくださったことを賛美します。「主は生きておられる。主は私たちとともにおられる」ことを信じて生きます。

一言：よみがえりの主イエス･キリスト

Ⅰ．復活の証人(9-13)
　今度は、イエス様ご自身が現われました。まず最初に、マグダラのマリヤに現われました。以前、イエス様は七つの悪霊につかれていた彼女を悪霊から解放されました。それで、マリヤはイエス様なしには生きて行くことができないほど、イエス様を愛していましたが、復活の最初の証人となりました。マリヤはイエス様と一緒にいた人たちが嘆き悲しんで泣いているところに行き、イエス様の復活を伝えました。ところが、弟子たちはイエス様がよみがえられたことを聞いても、それを信じませんでした。復活という事実があっても、それを信じなければ、その人は何も変わりません。しかし、もし私たちが、キリストを死者の中からよみがえらせた神様の力を信じるなら、復活の主が私たちのうちに働いてくださいます。生きて働いておられるイエス様によって私たちの生活も変わります。
Ⅱ．世界宣教の使命を与えられたイエス様(14-20)
　よみがえられたイエス様は、十一人の弟子たちが食事をしている時に、現れました。イエス様は、まだイエス様の復活を知らない彼らに、よみがえられたご自分の姿を見せて、彼らの不信とかたくなな心を咎められました。イエス様の復活は福音の核心です。イエス様の復活は、私たちには救いの力です。この福音は絶対的なものです。信じて、バプテスマを受ける人は救いを得ますが、信じない人は罪に定められます。それでイエス様は弟子たちに世界宣教を命じられました。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(15)。

祈り：主よ！主は死を打ち砕かれ、よみがえらえたキリストです。私が世界宣教の使命をよく担えるように、助けてください。

一言：全世界に出て行き、福音を宣べ伝えなさい