聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 03月 06日 (火)

ルカ2:1-14
救い主がお生まれになりました

Ⅰ.ベツレヘムでお生まれになったイエス様(1-7)
 ローマの皇帝アウグストが、全世界の住民登録をせよという勅令を出しました。身重になっているマリヤもダビデの故郷ベツレヘムに行かなければなりませんでした。そこにいた時、男子の初子を産み、布にくるんで、飼葉おけに寝かせました。これは、宿屋には彼らのいる場所がなかったからでした。
 イエス様は皇帝アウグストの権威によってベツレヘムのみすぼらしい飼葉おけにお生まれになりました。しかしこれによって神様の大きな摂理の中で、「ベツレヘムで生まれる」という約束が成就したのです(ミカ5:2)。イエス様は罪人を救うために、天の栄光を捨て、もっとも卑しいところまで、ご自分を低くされました。
Ⅱ.すばらしい喜びの知らせ(8-14)
 御使いは夜に、忠実に羊の群れを見守っていた羊飼いたちに現われて、救い主の誕生の知らせを伝えてくださいました。「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(11)。イエス様はこの世を救う救い主であり、世の万民を愛と平和で治める王です(11)。このイエス様の誕生は、この民全体のためのすばらしい喜びの知らせです。

祈り:主よ!いと高く栄光ある主がみすぼらしい飼葉おけにお生まれになり、罪人の救い主になってくださり、感謝します。私が主を、私のキリストとしてお迎えします。

一言:天には栄光、地には平和



2007年 03月 07日 (水)

ルカ2:15-39
待っている人々

Ⅰ.夜に自分の羊の群れを守る羊飼いたち(8,15-20)
 救い主誕生のすばらしい喜びの知らせは、まず羊飼いたちに伝えられました。彼らは貧しいが、純粋な人たちでした。また夜にも羊の群れを守るほど忠実な人たちでした。彼らは御使いのメッセージを聞いて、すぐにベツレヘムに行き、飼葉おけに寝ておられるみどりごを捜し当てました。そして飼葉おけに寝ておられるみどりごが全世界を救うメシヤであることを信じました。神様はこのように純粋で真実な者にご自分の御旨を明らかにすることを喜ばれます。
Ⅱ.イスラエルの慰めを待ち望むシメオン(21-35)
 シメオンは正しく、敬虔な人でした。彼はキリストに会おうとする心のために、目を閉じることができませんでした。神様はこのような彼にメシヤを見せてくださることで、彼を慰められました。
Ⅲ.夜も昼も祈るアンナ(36-39)
 アンナは女預言者であり、結婚して七年目に夫を失い、八十四年間やもめとして生きていました。彼女は神様に望みを置き、宮を離れず、昼も夜も、断食と祈りで神様に仕えていました。アンナは祈りでメシヤを待っていました。神様はこのような彼女にメシヤを見せてくださいました。

祈り:主よ!切に捜す者にメシヤを見せてくださることを感謝します。私にも霊的な望みをください。

一言:神様を切に捜し求める者に恵みをくださる



2007年 03月 08日 (木)

ルカ2:40-52
成長するイエス様

Ⅰ.話を聞いたり質問しておられたイエス様(40-47)
 40節は成長するイエス様の幼年期を話しています。イエス様は体と心が強くなりました。それだけではなく、知恵に満ちて行き精神的に成長し、さらに進んで、神様の恵みがその上にあることで、霊的に絶えず成長しました。
 41-47節は、イエス様が幼年期にどのように成長されたのかについて、記されています。イエス様は十二歳の時、過越の祭りのためにエルサレムに上って行った時、宮で教師たちの真中にすわって、話を聞いたり質問しておられました。少年のイエス様は真理に対する探究心で燃えていました。イエス様は謙遜に聞いたり質問したりすることで成長されました。私たちが神様の御言葉に関する話を聞いたり、質問したりすることで霊的に成長することが出来ます。
Ⅱ.父の家を慕うイエス様(48-52)
 両親がイエス様を探していて、宮にいるのを見つけ、「なぜこんなことをしたのか」と叱りました。その時イエス様は「どうしてわたしをお捜しになったのですか。」と答えました。イエス様は神様を「わたしの父」と呼び、父の家にいることを喜ばれました。イエス様は父の家を慕う熱望で満ちていました。イエス様はナザレに帰って、肉親にも仕えられました。

祈り:主よ!私が学ばない傲慢を悔い改め、熱心に学ぶことで、キリストの水準に達するまで成長できるように助けてください。

一言:聞いたり質問しておられたイエス様


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