聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 05月 31日 (木)

ルカ24:1-12
よみがえられたイエス様

Ⅰ.御言葉を思い出した女たち(1-10)
 週の初めの日の明け方近く、すなわちイエス様が死なれてから三日たった日の夜明けでした。イエス様について行った女たちは準備しておいた香料をもってイエス様の墓に行きました。ところがすでに墓は開いていて、イエス様のからだは見当たりませんでした。女たちは心配していました。ところがまばゆいばかりの衣を着た二人が現われて言いました。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。」。そして、イエス様が日頃「三日目によみがえられなければならない。」と言われた御言葉を思い起こさせました(6,7)。
 からの墓、イエス様の御言葉、旧約の預言、そして目撃者がいたことは、イエス様のよみがえりが歴史的な事実であることを教えてくれます。
Ⅱ.たわごとと思った使徒たち(11,12)
 女たちはイエス様の弟子たちのところに行って、イエス様がよみがえられたことを伝えました。しかし彼らは女たちの話がたわごとのように思われ、信じませんでした。ペテロは墓の所に行き、からの墓にイエス様のからだを包んでいた亜麻布だけがあったのを見ても、不思議に思うだけでした。
 弟子たちは目撃者の証言を聞いて、その目でからの墓を確認しても、イエス様のよみがえりを信じませんでした。人間の合理的な考えや二つの目では信じることができません。イエス様の御言葉だけが復活信仰の基礎になることができます。

祈り:主よ!私のむなしい考えを退け、主の御言葉を信じる信仰をください。

一言:イエス様は御言葉の通りによみがえられた



2007年 06月 01日 (金)

ルカ24:13-35
エマオに行く途中


Ⅰ.不信仰を咎められたイエス様(13-26)

 エマオに行く二人の弟子たちはイエス様の復活の知らせを聞きましたが、信じることができませんでした。それで彼らは悲しみと恐れ、失意と挫折の中に陥っていました。ところがイエス様は彼らを咎められました(25,26)。彼らが、預言者たちが預言した御言葉も信じず、目撃者たちの証も信じなかったからです。

 不信は人の理性や証でも克服することができません。イエス様の叱責を聞いて、悔い改めなければなりません。

Ⅱ.聖書を教えられたイエス様(27-35)

 イエス様は、創世記を始めとして、ご自分に関して聖書に書かれていることを詳しく説明してくださいました(27)。イエス様は、不信仰によって悲しみと失意に陥っている彼らに聖書勉強をさせたのです。その時彼らの心は熱くなりました。そしてエマオに到着して、一緒に食事をした時、目が開かれ、今まで彼らと話をして聖書を教えてくださった方が、まさによみがえられたイエス様であることを知るようになりました。失意の中エマオに行った彼らはエルサレムに戻ってからが、復活の証人となりました。

 聖書勉強を通して、聖霊の働きを受けた時にこそ、復活信仰を持つことができます。


祈り:主よ!いつも不信仰の私と共におられ、御言葉を教えてくださり感謝します。私は復活信仰によって生きます。

一言:同行し、話され



2007年 06月 02日 (土)

ルカ24:36-53
あなたがたは、これらのことの証人です。


Ⅰ.復活の信仰を植えられたイエス様(36-45)

 よみがえられたイエス様は、エルサレムに集まっている弟子たちに現われました。そして信じることができない弟子たちに、くぎの痕がある手と足を見せ、焼いた魚を食べて見せました。また聖書を解き明かされました。イエス様はこのようにいろんなかたちで復活の信仰を植えようとされました。復活信仰がすべての信仰の基礎になるからです。

Ⅱ.世界宣教の使命をお与えになったイエス様(46-53)

 聖書に記されているイエス様に関して、何が成就されなければならないのでしょうか。第一に、キリストが苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえることです(46)。第二に、イエス様の御名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられることです(47)。

 イエス様の復活は御言葉の通りに成し遂げられました。それで、また御言葉通りに、悔い改めの福音が全世界に宣べ伝えられるのです。罪人たちが罪の赦しを得ることができるのは、イエス様が私たちの罪の代わりに死なれ、三日目によみがえられることで、罪と死の勢力に打ち勝たれたからです。イエス様の復活は、私たちが悔い改めれば罪の赦しを受けられるという証しです。イエス様は弟子たちに言われました。「あなたがたは、これらのことの証人です。」そして復活の証人としての使命を担う力をくださることを、約束されました(49)。


祈り:主よ!全人類に罪の赦しの恵みが臨まなければならないことを信じます。私もこのことに用いられる恵みをください。

一言:あらゆる国の人々に


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