聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2008]

2008年 05月 03日 (土)

ヨハネノ福音書2:1-12
最初のしるし

 イエス様と弟子たちがカナの婚礼に招かれました。ところが婚礼の席で、必ずなくてはならないぶどう酒がなくなりました。盛り上がった宴会の雰囲気がしらけ始めました。今日のようにすぐに用意できるわけではないので、これは深刻な問題でした。マリヤはこの事実をイエス様に知らせました。しかしイエス様は拒絶されました。イエス様の時がまだ来ていなかったからです。しかしマリヤは気を落とさずに、手伝いの人たちを準備させました。マリヤは主が働ける環境を備えて置いて、時を待ちました。時になると、イエス様は手伝いの人たちに言われました。「水がめに水を満たしなさい。」彼らはこの御言葉に聞き従いました。彼らは縁までいっぱいにすることで、積極的に従いました。イエス様は「その水をくんで、宴会の世話役のところに持って行く」ように言われました。手伝いの人たちはまたその通りに従いました。人々はぶどう酒になった水の芳醇な味に驚きました。イエス様は危機を感嘆に変えられました。大きな喜びをくださいました。ところがその働きの後ろには従順する人々がいました。主は従順する人々を用いられます。
 これはイエス様が行なわれた最初のしるしです。イエス様は最初のしるしを通して、ご自分の栄光を現されました。「ご自分の栄光」とは「神様の栄光」のことです。神様であるイエス様はぶどう酒がなくなった人々に喜びをくださいます。イエス様はこの世で味わうことのできない喜びをくださる方です。それで誰でもこのイエス様を信じるなら、世の中では得ることのできない喜びと祝福を得ます。

祈り:主よ!私が主を信じることで、この世では得られない喜びと祝福を受ける者になるように、助けてください。

一言:大きな喜び、イエス様



2008年 05月 04日 (日)

ヨハネノ福音書2:13-25
この神殿をこわしてみなさい

 過越しの祭りに、エルサレムに上って来られたイエス様は主の宮に行かれました。主の宮は父なる神様の家であり、罪人が神様に出会うところです。また神様の御言葉を聞いて、罪の赦しを受けるところであり、万民が祈る家です。ところがイエス様がご覧になった主の宮の姿はまったく違っていました。いけにえとしてささげる家畜が売買される市場になり、献金するお金を両替する銀行になっていました。これをご覧になったイエス様は細なわでむちを作り、羊と牛を追い出されました。また両替人の台を倒されました。これは腐敗した主の宮をきよめたことです。イエス様は、世俗的な欲望に染まった主の宮に激しく怒られました。同時に、昔の主の宮の時代は過ぎ去り、新しい宮の時代が来たことを見せてくださいました。
 イエス様の姿を見たユダヤ人たちは悔い改めることより、むしろ怒りました。彼らは資格を問い、しるしを求めました。イエス様は言われました。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。」ユダヤ人たちはこの御言葉を全く理解できませんでした。これはイエス様が将来神殿になるご自分のからだのことを言われた御言葉です。ユダヤ人たちが誇るエルサレム神殿やそこで行なわれる形式的な祭司はみなこわされてしまいます。イエス様は人間の罪を負って、十字架で死なれ、三日目によみがえられることで、新しい神殿になりました。今私たちはイエス様を通して神様に出会うことができます。神様の御言葉も聞きます。また罪の赦しを受けます。いのちと自由と幸福を受けます。

祈り:主よ!私が本当の神殿であるイエス様を通して、神様に仕え、いのちを受けるように助けてください。

一言:本当の神殿イエス様


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