聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2008]

2008年 05月 05日 (月)

ヨハネノ福音書3:1-15
新しく生まれなければ

 ニコデモは宗教的にはパリサイ人であり、社会的には指導者でした。またユダヤ人の先生でした。彼は名誉と富と権力を持っていました。ところがこのような彼が夜にイエス様に尋ねて来ました。イエス様は彼に言われました。「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」ニコデモは他人がうらやむ幸福の条件を持っていました。しかし彼は幸福ではありませんでした。彼には神様の国がありませんでした。彼が幸福を得るためには新しく生まれなければなりませんでした。なぜなら人生の問題は条件の問題ではなく、罪の問題だからです。罪の中に生まれたからです。それで罪の本性から抜け出さない限り、いくら大きな名誉と権力と富を所有しても、幸福にはなれません。
 ニコデモは、新しく生まれなければならない、というイエス様の御言葉を理解できませんでした。彼は母の胎内に入り再び出てくることだと思いました。人が新しく生まれることは水と御霊によって生まれることです。すなわち聖霊を通してのみ生まれ変わります。それは十字架高く上げられたイエス様を信じる時に可能です。これはイスラエルの民がさおに高く上げられた青銅の蛇を仰ぎ見たことによっていのちを得たのと同じことです。イエス様は神様ですが、私たちのために十字架につけられ、死なれました。誰でもイエス様を仰ぎ見るなら生まれ変わります。神様の御国の民として生きるようになります。永遠のいのちを得て、幸福を得ます。

祈り:主よ!私がこれ以上条件を改善することにとらわれずに、ただ主を仰ぎ見る中で、生まれ変わるように助けてください。

一言:人は新しく生まれなければならない



2008年 05月 06日 (火)

ヨハネノ福音書3:16-21
世を愛された

 世は神様を愛しませんでした。神様を知っていましたが、神様をあがめもせず、感謝もしませんでした。神様を裏切り、神様に反逆しました。神様に敵対しました。このような世は当然滅ぼされるべきでした。私たちもこのような世の中で、罪の中を行き、滅ぼされる者たちでした。しかし神様はこのような世を愛されました。それも、そのひとり子をお与えになったほどに愛されました。世が受けるべきすべての裁きを、御子が代わりに受けるようにされました。そして今は誰でも彼を信じる者は滅びることなく、永遠のいのちを受けるようにされました。神様はこのように私たちを愛してくださいました。私たちはこの神様の驚くべき愛によって、永遠のいのちを受けるようになりました。キャンパスの学生たちに、この大きな愛を証しする生活をするようになりました。
 神様が、ご自分の御子を世にお遣わしになったのは、世の中をさばくためではなく、救おうとされるからです。それで誰でもひとり子をお与えになった神様の愛を悟り、イエス様を信じる人はさばきを受けません。しかし信じない人はすでにさばかれたのです。それは彼らが自分の行ないが悪いので、光よりもやみを愛したからです。人々は、「理解できないので信じることができない」と言います。しかし不信仰は知識の問題ではなく、罪の問題です。罪を愛するために、信じることができないのです。それで罪を愛する心から立ち返り、神様の愛を受け入れる時、永遠のいのちを得ます。

祈り:主よ!ひとり子を下さったその大きな愛を感謝します。私がこの愛を信じることで、永遠のいのちを得るように助けてください。

一言:その大きな愛



2008年 05月 07日 (水)

ヨハネノ福音書3:22-36
上から来る方

 イエス様がユダヤの地に滞在して、バプテスマを授けておられました。ヨハネも人々にバプテスマを授けていました。ところがヨハネの弟子たちが、人々ときよめについて論議しているうちに、自分の先生に従っていた人々がみなイエス様のもとに行ったことを、知るようになりました。ヨハネは自分の人気が落ちたことで苦しみ、競争心とねたみに陥りやすかったのです。ところがヨハネはそれを聞いて、むしろ大きく喜びました。彼は花婿が花嫁を迎える時、花婿の友人が喜ぶように、喜びました。彼はむしろ告白しました。「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。」彼は自分の存在意味と使命が何であるのかを知っていました。またそれが成し遂げられることによって、喜びを見出す人でした。このような彼は幸福でした。
 バプテスマのヨハネが、イエス様が盛んになることを喜ぶ理由は何でしょうか。それはイエス様がどんな方であるのかを知っていたからです。イエス様はヨハネとは違って、上から来られた方です。イエス様は神様から遣わされた方であり、万物の上におられ、万物を主管される方です。また神様の御言葉を証しされる方です。それでイエス様の証しを受け入れる人は、神様が真実であることを、受け入れる人です。イエス様を正しく知る時、正しい証言者の姿勢を持つことができます。何よりイエス様を神様の御子として信じる者は永遠のいのちがあります。しかし聞き従わない人には神様の怒りがその上にとどまります。

祈り:主よ!私が、イエス様が上から来られた方であり、神様の御子であることを信じ、証しする者になるように助けてください。

一言:上から来られる方


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