聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2012]

2012年 04月 21日 (土)

ヨハネ2:1-12
水をぶどう酒に変えられたイエス様

Ⅰ.「ぶどう酒がありません。」(1-5)
 イエス様と弟子たちはカナの婚礼の披露宴に招かれました。ところが盛り上がっている披露宴で、あるべきぶどう酒がなくなっていました。近頃のように、急いで準備できる状況ではなかったので、これは深刻な問題でした。それを知ったイエス様の母マリヤがイエス様に言いました。「ぶどう酒がありません。」しかしイエス様は、「わたしの時はまだ来ていません。」と言われ、マリヤの頼みを断りました。その時、マリヤは落胆せずに、手伝いの人たちを準備させました。マリヤは主が働ける環境を備えて、時を待ちました。
Ⅱ.水がめに水を満たしなさい(6-12)
 イエス様は手伝いの人たちに言われました。「水がめに水を満たしなさい。」手伝いの人たちはこの指示が理解できませんでしたが、聞き従って、縁までいっぱいにしました。するとイエス様は言われました。「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」手伝いの人たちは、ますます理解できずにいましたが、今度もその通りに従いました。その時彼らは、水がぶどう酒に変わる奇蹟を体験しました。人々は、ぶどう酒になった水のすばらしい味に驚きました。イエス様は、この最初の奇蹟を通して、ご自分の栄光を現わされました。イエス様は、環境を備える人、従順の人を通して、ご自分の栄光を現わされます。特に、イエス様は真水をぶどう酒に変えられた通り、真水のような人を、将来宴会の席でのぶどう酒のように、なくてはならない、多くの人々に喜びを与える存在に変えてくださいます。

祈り:主よ!主は人を変えることができます。私も信仰と従順を学び、役に立つ味のある人に変わるように、助けてください。

一言:人を変えることのできるイエス様



2012年 04月 22日 (日)

ヨハネ2:13-25
宮をきよめられたイエス様

Ⅰ.商売の家としてはならない(13-17)
 過越の祭りに、エルサレムに上られたイエス様は宮に行かれました。宮は父なる神様の家であり、罪人が神様に出会い、神様の御言葉を聞き、罪の赦しを受ける所です。また、民が祈る家です。ところがその宮が、いけにえの家畜を売買し、献金するお金に変える市場と化してしまいました。これをご覧になったイエス様は、細縄でむちを作って、羊も牛もみな宮から追い出し、両替人の台を倒されました。イエス様は、宮を利用して自分の欲を満たす人々に対して、主の家を思う熱心のために、ひどくお怒りになりました。それで私たちの心や集まりも、さまざまな欲望から市場と化していないのか、顧みなければなりません。
Ⅱ.この神殿をこわしてみなさい(18-28)
 イエス様が宮をきよめられると、ユダヤ人たちは悔い改めるどころか、むしろ怒りました。彼らは、イエス様に、「どんな資格でこのようなことをするのか」と責め、その根拠となるしるしを要求しました。イエス様は彼らに言われました。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。」これは、将来真の神殿となるご自分のからだを指して、言われたことです(21)。ユダヤ人たちが誇っているエルサレム神殿やそこで行なわれている形式ないけにえは虚しいものに過ぎません。イエス様は人の罪を背負って、十字架で死なれ、三日目によみがえられることで、本当の意味での神殿になりました。私たちは今、イエス様を通して、神様の御言葉を聞いて、罪の赦しを受け、神様に祈ることができます。

祈り:主よ!主が真の神殿になられることを感謝します。

一言:宮をきよめなさい


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